【プロ農家向け】カボチャの栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

チュートリアル 更新日:

「カボチャの生産量を増やす育て方が知りたい」

「カボチャ栽培において生育が進まず課題を感じている」

「良質なカボチャの生育をサポートしてくれる農業資材の選び方がわからない」

このような疑問や悩みを抱えていないでしょうか。商品価値の高いカボチャを育てるためには、整枝や摘心に加えて人工受粉など、移植後にさまざまな作業を行う必要があります。

そこで本記事では、以下の内容を中心に解説します。

  • カボチャの栽培スケジュール
  • カボチャの育て方における注意点
  • カボチャ栽培の手助けとなる農業資材

カボチャの育て方はもちろん、生育を促進させるバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。 

 【本記事で紹介のバイオスティミュラント】

早根早起 アミハートアジフォルアミノガード701 アジフォルアミノガード544

 

テカミンマックス

 

テカミンフラワー

テカミンブリックス

目次

    カボチャ栽培の時期・栽培暦

    カボチャは他の作物と比べて、トンネルやマルチなどの資材費や労力がかからないため、広い面積を使用した栽培が可能です。抑制栽培では直播きで問題なく、圃場の有効活用の面でも効果的です。抑制作型であれば、親蔓1本仕立ての密植栽培が適しています。

    日本に出回るカボチャの種類は、大きく分けて以下の3つです。

    • 西洋カボチャ
    • 日本カボチャ
    • ペポカボチャ

    西洋カボチャはホクホクした質感で甘みがある品種です。日本カボチャは粘質で揚げ物や煮物に向いています。ペポカボチャは「おもちゃカボチャ」と呼ばれており、形がユニークであることから、ハロウィンの飾りで見かける種類です。

    種類によって栽培時の注意点は異なりますが、カボチャは土質を選ばず日当たりが良ければ育つため、生育しやすい作物と言えます。

    カボチャの栽培方法

    カボチャの栽培方法に関して、大きく以下の5フェーズに分けて紹介します。

    • 育苗
    • 圃場準備
    • 定植
    • 定植後の栽培管理
    • 収穫・調整

    良質なカボチャを育てるために、参考にしていただければ幸いです。

    [①育苗]

    種子は半日水に浸漬させた後で、湿った布で包み1昼夜放置してハト胸状態に催芽します。育苗箱に播種する場合は、床土を8〜9分目まで入れて灌水しましょう。播種は条間4〜6cm、種子間隔1.5cmで条播きし、種子を横方向に揃えて播きます。覆土は1cmを目安に行い、軽く鎮圧したあとで床土の地温程度のぬるま湯を灌水します。

    播種後は地温を25〜30度に保ち、一斉に発芽させましょう。発芽後は直ちに新聞紙やポリを除去し、ミストなどで徐々に地温を下げて管理することで徒長を防ぎます。

    カボチャを含むウリ科は、どの作物でも共通して「低温と短日によって雌花の形成が進む」と言われています。一方で、主に西洋カボチャの場合は低温条件によって分化が促進され、高温条件では顕著に抑制されるのが特徴です。そのため、2枚目の本葉展開後は日中であれば温度を20〜22度、夜間は10〜12度に保ち雌花の分化を促しましょう。定植の5〜7日前になると葉が混み合うため、鉢の間隔をあけた上で日光にあてる必要があります。

    [②圃場準備]

    カボチャは吸肥性や耐寒性が強く痩地や干ばつ地でも栽培できますが、早出しをする際は砂土や壌土が適しています。

    カボチャ栽培に適した土壌酸度はpH5.6〜6.8が目安であるものの、乾燥地では保水性を高めるため堆肥などの有機物を施します。深耕を心掛け、排水不良地では明渠(めいきょ)を設置して排水が良好な環境に整えましょう。成分量と施肥量の事例は、以下のとおりです。

    土壌の吸肥力が強く、前作がある場合は減肥しましょう。また、多肥栽培はつるぼけや着果不良が起きやすく、窒素過多には注意が必要です。カボチャの根は広く分布するため、肥料は全面に施用しましょう。定植2週間前までには、基肥や土壌改良資材を施します。

    畝立ては、転作地など排水の劣る圃場では高畝にします。定植1週間前に厚さ0.03mmのマルチで地温を上げましょう。5月上旬の気温が低い季節に定植する場合は、厚さ0.05mm程度のトンネルを準備する必要があります。

    [③定植]

    5月上〜中旬頃を目安に、本葉3〜4枚になった苗を定植します。定植は無風で温暖な日に行いましょう。鉢土を壊すと細根が切れてしまい萎れやすくなるため、定植前に鉢や植え穴に灌水します。また、深植えしないように注意しつつ、日中の暖かいうちに定植を完了させましょう。

    栽植様式の目安は以下のとおりです。

    • 子蔓2本仕立ての場合:畝幅3m × 株間70cm(460株)
    • 親蔓1本仕立ての場合:畝幅3m × 株間40cm(820株)

    側枝の出にくい「みやこ」などの品種は、親蔓1本仕立てが向いています。

    [④定植後の栽培管理]

    追肥は1番果が着果し、こぶし程度の大きさに生長したタイミングで蔓先にバラまきます。ただし、実際には蔓先から草勢を判断して追肥を行うので、以下の目安を参考にしてみてください。

    • 45度の角度で立ち上がっている:正常
    • 蔓がまくれている:生育過剰
    • 下を向いている:生育停滞

    生育過剰の場合は追肥を控えるか、施肥量を減らしましょう。

    整枝は、着果節位の腋芽を早めに除去します。蔓の誘引方向は風向きを考えて行い、風の強い場所は針金などで固定しましょう。

    2本仕立ての場合は、隣の蔓と交差させるように誘引します。

     

    摘心は着果を確認してから30節前後で行います。ただし、葉や蔓が混み合っている場合は傷つけやすいため、あまり遅くまで整枝しないようにしましょう。

    カボチャ栽培では基本的にミツバチ交配を行いますが、人工交配をする場合は気温に注意が必要です。雄花は10〜12度が開花適温であるため、人工交配は早朝に行いましょう。1花で3〜4雌花への授粉が可能です。

    6月下旬には、泥はねと疫病を防ぐために藁を敷きます。面積が広く対応しきれない場合はマルチ間の粗起こしを行い、土と蔓の密着ができるだけ少なくなるように配慮しましょう。

    [⑤収穫・調整]

    カボチャは収穫適期になると果皮色が変化し、果梗にコルク状のヒビが入って果面の縞模様が次第に緑白色に変わります。果梗部のヒビ割れが5〜6本以上入れば収穫適期です。

    収穫前に数個試し切りを行い果肉が充分に黄色く、種子も充実していることを確認してから作業に入りましょう。収穫は晴天日に朝露が消えてから行い、果梗の切り直しができるよう長めに切ります。

    泥を落とした状態で数日風乾した後、出荷規格に応じて選別を行い箱詰めします。果梗切断後は切り口から汁が出ない程度に、半日ほど直射日光にあてて乾燥させましょう。 

    プロ農家向けカボチャ栽培のおすすめ肥料・農業資材

     

     カボチャ栽培の播種から収穫の間には、さまざまな問題が発生します。特に、天候による生育への影響は、人の手でコントロールできません。

    そこで、カボチャの成長を促進させるための手助けとなるのが、味の素グループの農業資材です。ここでは、味の素グループで取り扱っているバイオスティミュラントを例に、肥料・農業資材の効果を紹介します。 

    【早根早起®「徒長しない丈夫な苗づくりを」】

    早根早起

    効果

    カボチャにおける苗の生育や活着促進を図るのであれば、早根早起®がおすすめです。早根早起®は、苗が徒長しにくいように核酸やキレート鉄・窒素などが配合されています。

    早根早起®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 丈夫な根を育成したい
    • 苗の根はりを良くしたい
    • 移植や定植時の活着を改善させたい

    施用事例

    早根早起®はさまざまな作物に施用できますが、ネギの生育において根はりが良化した事例を紹介します。早根早起®を500倍に希釈し、2時間浸漬処理を行い1ヶ月後に比較した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    早根早起®の施用により根張りが促進され、ネギの苗に良い影響が見られました。

    使用方法

    カボチャの場合は育苗期から定植前日のタイミングで、500倍に希釈した液を潅水散布します。施用量や施用回数、希釈倍率は生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • アルカリ性資材やその他農薬などとの混合は避ける
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>早根早起®の詳細はこちら

    【アミハート®「丈夫な根の生育に」】

    効果

    カボチャの発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®の特徴は、単分子の核酸を豊富に含んでおり吸収が良い点です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 作物の生育を促進させたい

    施用事例

    アミハート®の施用により、カボチャの生育が良化した事例を紹介します。アミハート®を200倍に希釈して2回潅注施用した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    暴風に巻き上げられて地上部が傷ついたカボチャの苗ですが、アミハート®の施用により生育が回復しました。

    使用方法 

    カボチャの場合は、定植直後から収穫期までの間に5〜10l/10aを希釈して潅注施用します。施用量や回数・希釈倍率は、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    【アジフォル®アミノガード®「作物を元気にするバイオスティミュラント」】 

    効果

    作物を元気にするにはアジフォル®アミノガード®がおすすめです。アジフォル®アミノガード®には高濃度のアミノ酸や植物由来成分などが豊富に含まれているため、作物の生育を促進させます。

    アジフォル®アミノガード®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 農薬と混用で効率良く能面散布を行いたい
    • 暑熱期に苗質を維持したい
    • アミノ酸やミネラルを補給したい

    施用事例

    アジフォル®アミノガード®はさまざまな作物に施用できますが、イチゴの生育に良い影響が与えられた事例を紹介します。アジフォル®アミノガード®を1,000倍に希釈して1週間に1回、約2ヶ月間葉面散布した際の結果は以下の写真のとおりです。

    アジフォル®アミノガード®の施用により、根傷みで弱った株の葉色が良くなり、イチゴの樹勢が回復しました。

    使用方法  

    カボチャの場合は育苗期から収穫期までの間に100〜200ml/10aを希釈して葉面散布します。施用量や回数・希釈倍率は、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈液はその日のうちに使い切る
    • 目詰まりしやすい噴霧器などを使用する場合にはフィルターを装着する
    • アルカリ性資材やその他の農薬とは混合しない

    >>アジフォル®アミノガード®の詳細はこちら 

    【Tecamin Max「天候に左右されずにカボチャの生育をよくする」】

    効果

    カボチャを天候に左右されないよう育て上げるには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxの特徴は、各種アミノ酸が豊富に含まれていることです。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    Tecamin Maxに含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 農薬と混用で効率良く葉面散布をしたい
    • 曇りの日が続き作物の生育が悪い
    • 暑熱期に苗質を維持したい

    施用事例

    Tecamin Maxはさまざまな作物に施用できますが、キュウリにおいて樹勢が維持されて、良い影響が与えられた事例を紹介します。防除時に当社従来品を200ml/10aに希釈して複数回葉面散布した際の結果は、以下の写真のとおりです。

     未施用区とTecamin Max施用区で比較した際に、秀品の割合が増加しました。 

    使用方法  

    カボチャの場合は育苗期から収穫期の間に、10aあたり200〜300mlを希釈して葉面散布します。施用量や回数・希釈倍率は、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxの詳細はこちら

    【Tecamin Flower「花芽の充実に」】

    効果

    カボチャの花芽を充実させるには、Tecamin Flowerがおすすめです。Tecamin Flowerに含まれる遊離アミノ酸やりん酸、モリブデンなどの成分が花芽の充実につながります。

    Tecamin Flowerに含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 花芽を充実させたい
    • 高温時のストレスによる着花不良、落花を抑えたい
    • 栄養成長から生殖成長への切り替えを促したい

    施用事例

    Tecamin Flowerはさまざまな作物に施用できますが、トマトの生育に良い影響が与えられた事例を紹介します。各花房開花時に、200ml/10aに希釈したTecamin Flowerを葉面散布した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    未施用区とTecamin Flower施用区を比較した際に、トマトの花や実の付きが良くなりました

    使用方法 

    カボチャの場合は、Tecamin Flowerを開花初期に施用します。10aあたり200〜300mlを希釈して葉面散布します。施用量や回数・希釈倍率は、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 酸性資材のため、アルカリ性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • ミネラルの多い資材と併用する際には沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Flowerの詳細はこちら

    【Tecamin Brix「着色の良い大きめの作物に育て上げる」】

    効果

    色づきが良くサイズの大きな作物を生育するためには、Tecamin Brixがおすすめです。Tecamin Brixは窒素・加里・ホウ素に加えて、海藻エキスを含有した葉面散布剤です。

    Tecamin Brixに含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 作物のサイズアップが図れる
    • 色づきが良くなる
    • 規格内個数や重量が増加する

    施用事例

    Tecamin Brixはさまざまな作物に施用できますが、リンゴの生育に良い影響が与えられた事例を紹介します。

    成熟期に10aあたり300mlを1,666倍に希釈したTecamin Brixを、3回葉面散布した際の結果は、以下の写真のとおりです。      

    未施用区とTecamin Brix施用区を比較した際に、より鮮やかな色のリンゴを収穫できました。

    使用方法 

    カボチャの場合は、Tecamin Brixを肥大期から成熟期に施用します。10aあたり200〜300mlを希釈して葉面散布します。施用量や回数・希釈倍率は、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては以下の点に注意が必要です。

    • アルカリ性の資材のため、酸性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • 使用前によく振り、高温時の使用は避ける
    • 成分が結晶化したときは、加温して使用する

    >>Tecamin Brixの詳細はこちら

    植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    味の素ヘルシーサプライ(株)では、本記事で紹介した農業資材に限らず長年の研究で培った独自技術を利用した、バイオスティミュラントを取り扱っています。植物の生育に関しては、天候不順など人の手でコントロールが難しい問題が発生することもあるでしょう。

    味の素ヘルシーサプライ(株)が取り扱っているバイオスティミュラントは、発根促進から収穫前まで、作物の生育を促す農業資材が揃っています。カボチャだけでなく、さまざまな作物に施用できるため、農家様の課題やニーズに合ったソリューションのご提案が可能です。

    >>製品・サービス一覧

    カボチャ栽培のまとめ

     

    本記事では、カボチャの育て方や栽培に役立つ味の素グループのバイオスティミュラントの活用方法を解説しました。良質なカボチャを収穫するには播種から育苗期はもちろんのこと、整枝や人工交配など移植後にもさまざまな作業を行う必要があります。

    近年では天候不順などにより、カボチャはもちろん作物の生育において求められる対策が増えています。カボチャ栽培においては、ぜひ味の素グループのバイオスティミュラントを活用いただき、作物の生産性向上を手助けできれば幸いです。

     

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