【プロ農家向け】ゴーヤの栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

チュートリアル 更新日:

 「ゴーヤの生産量を増やす育て方が知りたい」

「ゴーヤ栽培において生育が進まず課題を感じている」

「良質なゴーヤの生育をサポートしてくれる農業資材の選び方がわからない」

このような疑問や悩みを抱えていないでしょうか。商品価値の高いゴーヤを育てるためには、温度管理に気を遣いながら、播種や育苗を進めていくことが重要です。

そこで本記事では、以下の内容を中心に解説します。

  • ゴーヤの栽培スケジュール
  • ゴーヤの育て方における注意点
  • ゴーヤ栽培の手助けとなる農業資材

ゴーヤの育て方はもちろん、生育を促進させるバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。 

 【本記事で紹介のバイオスティミュラント】

早根早起 アミハート テカミンマックス テカミンフラワー

 

目次

    ゴーヤ栽培の時期・栽培暦

    ゴーヤは高温性の作物であるため、低温に弱く極端な早まきは禁物です。種まきを行う際は、本畑への定植時に最低気温が15度以上確保できるよう逆算して行います。そのため、一般的には4月頃に種をまいて育苗して5月中に本畑へ定植します。収穫時期は長く、7〜9月頃まで可能です。

    また、ゴーヤ栽培は温度管理に加えて土壌環境の整備も重要です。ゴーヤはウリ科作物であり根は広く浅く張るため、土壌の乾燥および過湿の影響を受けやすくなります。過湿を苦手とするため、排水性や通気性の良い土壌づくりを心がけましょう。

    ゴーヤの栽培方法

     

    ゴーヤの栽培方法に関して、大きく以下の5フェーズに分けて紹介します。

    • 圃場準備
    • 播種
    • 育苗
    • 定植・定植(移植)後の管理
    • 収穫

    良質なゴーヤを育てるために、参考にしていただければ幸いです。

    [①圃場準備]

    ゴーヤ栽培に適した、排水の良い圃場を選定しましょう。土壌改良材は、一般的に苦土石灰を10aあたり100kg程度施用します。土壌改良材を施用するタイミングは、定植の30日前が目安です。

    定植の15日前には基肥を施用します。施用量は10aあたり窒素成分で20kg程度とし、速効性肥料と緩行性肥料を1:1の割合で加えましょう。ゴーヤの場合は土壌phが6.0〜7.5を目安にした、中性から弱アルカリ性の土壌が適しています。酸性土壌の場合は必ず石灰を施し、良く耕して置く必要があります。

    また、栽培前にはあらかじめ土壌消毒を行い、つる割病やネコブセンチュウなどの被害を防げるようにしましょう。

    [②播種]

    ゴーヤの種子は硬く発芽力が弱いため、種子をペンチで挟んで種皮に傷をつけます。ただし種の中には大事な胚があるため、種皮以外は傷つけないように注意しましょう。その後、種子を水に2時間程度浸すことで発芽揃いが良くなります。その際に、水に浮く種子は発芽しないため除去しましょう。

    播種時は3号(9cm)ポットに種子を3粒まき、1cmくらい覆土した後に水を与えます。ゴーヤの発芽適温は25〜30度と高めです。発芽までの地温は28〜30度を保つようにしましょう。順調に温度を保てれば、4〜5日で発芽します。

    [③育苗] 

    発芽して、本葉が2枚になるまで生長したら間引きを行います。生育の良いものを1本残し、他の株を抜き取ります。

    発芽後は茎の伸びすぎを防ぐため、夜間の地温を20度くらいに下げて管理しましょう。定植の1週間ほど前から最低気温15度、地温18度を目安に温度を下げていき、ならしを行います。

    定植に適した苗質の特徴は、以下のとおりです。

    • 節間が詰まってがっちりしている
    • 葉色が濃く病害虫がない
    • 双葉がしっかりついている
    • 根鉢がしっかりできている

    育苗日数の目安はおおよそ30日程度です。本葉が3〜4枚になり、上記のような苗に育ったら定植を行いましょう。

    [④定植・定植(移植)後の管理]

    ゴーヤは高温を好むため植え付けは気温が十分に高くなってから行い、株間は90cmほどに保ちます。定植後はすぐに誘引せず、一定の側枝を確保するため放任しましょう。側枝が確保できたら、その中で勢いのある良い親蔓と子蔓を3〜4本選んで等間隔になるよう誘引します。

    生育初期の整枝は、雄花(交配用)を取らないように注意しましょう。また、側面の整枝は光線が良く当たるように、混み合ったり垂れ下がったりしている蔓を早めに摘除して間引きします。

    ゴーヤの葉は薄く、葉数も多いため活発に蒸散します。また、ゴーヤは浅根性の根であり、土壌が乾燥すると水分だけでなく養分も吸収できなくなるため注意が必要です。栄養不足を起こしたり曲がり果の原因になったりするため、忘れずに灌水を行いましょう。

    ゴーヤ栽培では摘芯も重要です。ゴーヤの親蔓は、子蔓に比べると実がつきにくい傾向にあります。そのため、本葉が6〜7枚の状態で親蔓を摘心して子蔓を伸ばします。蔓を放任すると過繁茂になり、実がつきすぎてしまい大きくなりません。摘芯をする際は、できるだけ上の方にある元気な蔓を3〜4本伸ばし、それ以外の脇芽は摘み取りましょう。

    [⑤収穫・調整]

    収穫適期は夏が開花後12〜16日、秋は25〜30日が目安です。収穫が遅れると品質を大きく損ねるため、果実の先端にある花落ち部の黄変が始まらないうちに採ることが大切です。

    緑色種は果実が緑色に色づき、白色種は表面のこぶが十分に膨らんできた頃に収穫しましょう。長果種では20〜30cm、短果種では10〜20cmになった頃、未熟果を収穫します。ゴーヤの果梗は硬いため、はさみで切り取りましょう。

    収穫後はすみやかに保冷庫に入れ、ゴーヤ自体の温度を下げてから箱詰め作業を行います。ゴーヤの表皮にある突起部分は傷みやすいため、収穫コンテナの一番下にウレタンマットを敷くなどして丁寧に扱いましょう。

    プロ農家向けゴーヤ栽培のおすすめ肥料・農業資材

    ゴーヤ栽培の播種から収穫の間には、さまざまな問題が発生します。特に、天候による生育への影響は、人の手でコントロールできません。

    そこで、ゴーヤの成長を促進させるための手助けとなるのが、味の素グループの農業資材です。ここでは、味の素グループで取り扱っているバイオスティミュラントを例に、肥料・農業資材の効果を紹介します。 

    早根早起®「徒長しない丈夫な苗づくりを」

    [効果]

    ゴーヤにおける苗の生育や活着促進を図るのであれば、早根早起®がおすすめです。早根早起®は、苗が徒長しにくいように核酸やキレート鉄・窒素などが配合されています。

    早根早起®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 丈夫な根を育成したい
    • 苗の根はりを良くしたい
    • 移植や定植時の活着を改善させたい

    [施用事例]

    早根早起®はさまざまな作物に施用できますが、ネギの生育において根はりが良化した事例を紹介します。早根早起®を500倍に希釈し、2時間浸漬処理を行い1ヶ月後に比較した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    早根早起®の施用により根張りが促進され、ネギの苗に良い影響が見られました。

    [使用方法]

    ゴーヤの場合は育苗期から定植直前のタイミングで、500倍に希釈した液を潅水散布します。施用量や施用回数、希釈倍率は生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • アルカリ性資材やその他農薬などとの混合は避ける
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>早根早起®の詳細はこちら

    アミハート®「丈夫な根の生育に」

    [効果]

    ゴーヤの発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®の特徴は、単分子の核酸を豊富に含んでおり吸収が良い点です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 作物の生育を促進させたい

    [施用事例]

    アミハート®はさまざまな作物に施用できますが、キュウリの生育が良化した事例を紹介します。アミハート®を500倍に希釈して2週間に1回潅注施用した際の結果は、以下の写真のとおりです。

     

    [使用方法]

    ゴーヤの場合は定植直後から収穫期までの間に3〜5L/10aを希釈し、10日おきの間隔を目安に施用しますが、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    Tecamin Max「天候に左右されずにゴーヤの生育をよくする」

    [効果]

    ゴーヤを天候に左右されないよう育て上げるには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxの特徴は、各種アミノ酸が豊富に含まれていることです。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    Tecamin Maxに含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 農薬と混用で効率良く葉面散布をしたい
    • 曇りの日が続き作物の生育が悪い
    • 暑熱期に苗質を維持したい

    [施用事例]

    Tecamin Maxはさまざまな作物に施用できますが、キュウリにおいて樹勢が維持されて、良い影響が与えられた事例を紹介します。防除時に当社従来品を200ml/10aに希釈して複数回葉面散布した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    未施用区とTecamin Max施用区で比較した際に、秀品の割合が増加しました。

    [使用方法]

    ゴーヤの場合は育苗期から収穫期の間に、10aあたり200〜300mlを希釈して葉面散布します。量や施用回数、希釈倍率は生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxの詳細はこちら

    Tecamin Flower「花芽の充実に」

    [効果]

    ゴーヤの花芽を充実させるには、Tecamin Flowerがおすすめです。Tecamin Flowerに含まれる遊離アミノ酸やリン酸、モリブデンなどの成分が花芽の充実につながります。

    Tecamin Flowerに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 花芽を充実させたい
    • 高温時のストレスによる着花不良、落花を抑えたい
    • 栄養成長から生殖成長への切り替えを促したい

    [施用事例]

    Tecamin Flowerはさまざまな作物に施用できますが、トマトの生育に良い影響が与えられた事例を紹介します。各花房開花時に、200ml/10aに希釈したTecamin Flowerを葉面散布した際の結果は、以下の写真のとおりです。

    未施用区とTecamin Flower施用区を比較した際に、トマトの花や実の付きが良くなりました。

    [使用方法]

    ゴーヤの場合は、Tecamin Flowerを開花初期に施用します。10aあたり200〜300mlを希釈して葉面散布しますが、生育の具合を見ながら増減してください。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 酸性資材のため、アルカリ性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • ミネラルの多い資材と併用する際には沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Flowerの詳細はこちら

    植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    味の素ヘルシーサプライ(株)では、本記事で紹介した農業資材に限らず長年の研究で培った独自技術を利用した、バイオスティミュラントを取り扱っています。植物の生育に関しては、天候不順など人の手でコントロールが難しい問題も発生することでしょう。

    味の素ヘルシーサプライ(株)が取り扱っているバイオスティミュラントは、発根促進から収穫前まで、作物の生育を促す農業資材が揃っています。ゴーヤだけでなく、さまざまな作物に施用できるため、農家様の課題やニーズに合ったソリューションのご提案が可能です。

    >>製品・サービス一覧

    ゴーヤ栽培のまとめ

    本記事では、ゴーヤの育て方や栽培に役立つ味の素グループのバイオスティミュラントの活用方法を解説しました。良質なゴーヤを収穫するには圃場選定から丁寧に行い、播種から収穫まで温度管理に注意しながら生育していく必要があります。

    近年では天候不順などにより、ゴーヤはもちろん作物の生育において求められる対策が増えています。ゴーヤ栽培においては、ぜひ味の素グループのバイオスティミュラントを活用いただき、作物の生産性向上を手助けできれば幸いです。

     

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