春にビートの収量をUPさせる3つのポイントと最適な資材活用法!

チュートリアル 更新日:


 

当記事では、YouTubeチャンネル「味の素グループアミノ酸肥料ch」で公開されている動画「春にビートの収量をUPさせる3つのポイントと最適な資材活用法!」の内容をテキスト化してご案内しています。

 

【この記事で紹介されるバイオスティミュラント】

目次

     直播で甜菜を育てていて、「初期の芽立ちが悪い」「葉が開かず心配…」と感じたことはありませんか?

    実は、その“出だしのつまずき”こそが、最終的な収量や糖度の低下につながっているかもしれません。

    本記事では、直播特有のリスクを乗り越えるための初期生育時の3ステップ管理と、そこで活躍するバイオスティミュラント資材についてご紹介します。

     

    ■ビートの栽培サイクルと栽培方法

    甜菜(ビート)の栽培は、年間を通じて以下のようなサイクルで進みます。

    • 播種期:4月中旬〜下旬

    • 初期生育期:播種〜30日間(葉5〜6枚展開まで)

    • 肥大期〜糖分転流期:6月〜10月

    • 収穫期:10月〜11月中旬


    栽培方法には「直播栽培」と「移植栽培」の2種類があります。

    • 移植栽培は、ハウスなどで苗を育ててから畑に植える方法で、初期の立ち上がりが安定しやすいのが利点です。ただし、育苗や定植に手間とコストがかかるのが難点です。

    • 一方の直播栽培は、畑に直接種をまくため、作業の省力化やコスト削減が可能ですが、その分発芽・初期生育が不安定になりやすく、雑草や環境ストレスの影響を受けやすいという課題があります。

    このように、それぞれに特徴がある中で、直播を選ぶ場合は“初期の立ち上がり”をどう安定させるかが非常に重要になります。

    アグリフルの役割】

    ■なぜ直播では初期生育が重要なのか?

    直播栽培では、苗を育てる育苗期間が存在しないため、種をまいた瞬間から環境ストレスにさらされる状態が始まります。
    低温、乾燥、雑草、病害虫など、ビートの種は「裸一貫」でこれらのリスクに立ち向かうことになるのです。

    特に、直播の初期は以下のような特徴があります:

    • 根の初動が遅れると水分・養分吸収が不安定に

    • 葉の展開が遅れると光合成量が不足しがちに

    • 雑草との競合で負けると、そのまま勢いを失う。

    これらの問題が重なると、ビートの生育全体が後手に回り、最終的な収量・糖度にまで悪影響を及ぼします。
    また、甜菜の葉の展開にはタイミングがあり、最初の20枚程度までが光合成と糖分蓄積のベースを作る重要な要素です。

    つまり、直播における「初期生育」とは、その年の収量と品質を決める“土台づくり”の期間と言えます。

    この期間をどう乗り切るかーーそれが、直播栽培の成功と失敗を分ける最大の分岐点なのです。

    ■終了アップの鍵!初期生育3ステップ施用!

    直播ビートの初期立ち上げには、以下3つのステップでバイオスティミュラントを活用するのが効果的です。


    ▶︎ STEP1:播種前〜萌芽前に「アグリフル」で土壌活性

    • 土壌の団粒構造形成を助け、根の初動をサポート

    • 病害虫への抵抗性向上、ストレス耐性も強化

    • フロンサイドなどの土壌処理剤と同時に施用可能

    ▶︎ STEP2:発芽10〜15日後に除草剤+「アグリフル」併用

    • 雑草との競合に負けない体力をつける

    • 除草剤のダメージ回復&光合成活性を維持

    • レナパック水和剤・ベタナール乳剤との混用実績あり

    ▶︎ STEP3:播種後30日前後にも「アグリフル」再施用

    • 展開葉数を安定させ、LAI(葉面積指数)=3の達成を後押し

    • 肥大期に向けて光合成基盤をしっかり構築

    これら3ステップを意識することで、直播でも移植並みのキャノピー形成が可能となります。

     

    ■まとめ

    直播ビートは、省力化の一方で初期リスクが大きく、出だしでつまずけば、そのまま収量も伸び悩む構図になりがちです。

    だからこそ、アグリフルを活用した“初期設計”が鍵になります。

    • 播種前から土を整える

    • 発芽期に競合とストレスから守る

    • 30日目で展開スピードを維持

    今年の春は、直播ビートの“出だし”からしっかり作戦を立ててみませんか?

    >>製品情報活用事例はこちらからご覧ください

     

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