アミハート|プロ農家向けおすすめ農業資材・肥料の紹介

チュートリアル 更新日:
アミハート

 

「アミハートに含まれる核酸は作物にどんな影響を与える?」

「作物の葉色をよくして樹勢をつけたい」

「アミハートの効果を高める方法はないだろうか?」

このようなお悩みを抱えていませんか?アミハートの主成分は窒素と核酸です。窒素は作物の茎や葉の生長に関与し、核酸は根張り改善に貢献します。

それぞれの成分の役割をしっかり理解し、施用する正しいタイミングや施用量、施用頻度を意識することが安定的な収量を得るためには大切です。

そこで、本記事では以下の点について解説します。

  • アミハートの商品概要
  • アミハートの資材メカニズム
  • アミハートの施用方法と使用事例

アミハートは多くの種類の作物に使用できる、汎用性の高いバイオスティミュラントです。アミハートを活用し高品質な作物を安定的に育て上げるために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

◆商品概要

アミハート 花卉事例イメージ

 アミハートは、窒素と核酸を含んだバイオスティミュラントです。核酸は単分子のため作物への吸収がよく、主に発根促進効果が期待できます。ここでは、アミハートの基本情報や得られる効果、製品の特性について解説していきます。

◆基本情報

アミハート

アミハートの基本情報は以下のとおりです。

アミハートには、保証成分として3.6%の窒素が含まれています。窒素は肥料3大栄養素の1つであり、作物の茎や葉を大きく育てるのに必須の元素です。植物体を大きくするために、主に生育の初期において多量に施用するのが効果的です。

また、アミハートに含まれている核酸には根の量を増やす効果があることが分かっており、根張り促進効果が期待できます。

◆効果 / 製品の特性

アミハートを施用することで、以下のような効果が期待できます。

  • 根の量を増やすことで根張りをよくできる
  • 窒素が茎や葉を生成し作物の生育を早められる
  • なり疲れを予防し、作物の生育に勢い付けができる
  • 光・温度・水などの外部環境によるストレスを予防できる

根張りがよくなると、丈夫な茎や葉に生長しても作物が倒伏しにくくなります。作物は実をたくさん着けると、疲れて根が弱ってしまいます。これを「なり疲れ」といい、根が水や肥料を吸収しにくい状態です。

アミハートを施用することでなり疲れをあらかじめ予防でき、安定的な収量の確保が可能です。また、農薬などのほかの資材とも併用できるので、効率的に作物栽培ができるでしょう。

◆アミハートの資材メカニズム

アミハート メカニズム

アミハートが作物に与える主な影響は、以下のとおりです。

  • 根毛が増える
  • 主根が太くなる
  • 側根が増える

アミハートには、核酸が含まれています。核酸には作物の根毛を増やす効果があることが、北海道大学の研究により分かっています。根毛が増えることで根の表面積が大きくなるため、水分や養分を効率的に吸収することが可能です。

また、アミハートには主根を太くして側根を増やす効果も期待できます。アミハートをうまく活用することで根張りがよくなったり、生育に勢いが付いたりと作物の生育促進につながるでしょう。

アミハートが作物に与える影響を調べるため、シロイヌナズナ、ミニトマト、レジナを用いて実験を行いました。水だけを施用した場合と、アミハートを施用した場合を比較した結果は以下の写真のとおりです。

アミハート 促進画像

アミハートを施用した方が、水だけの場合よりも根毛が増えて主根が太くなっているのが分かります。また、ミニトマト・レジナにおいてもアミハートの施用によって側根が増えたことが確認されました。

核酸によるこれらの効果は、単子葉植物・双子葉植物を問わず確認されています。このようにアミハートの施用によって、作物が健やかに生長していく上で有利な条件が整い、根張りをよくしたり生育を早めたりできるのです。

◆施用方法

アミハート 施用方法

アミハートを施用する方法や頻度は、作物の生育段階や生育環境によって異なります。以下の表に示した施用方法や頻度を、1つの目安と考えてください。

アミハートは、さまざまな作物に対して施用可能です。施用する際は、散布液が作物の株元までかかるようにしましょう。施用量や希釈倍率・頻度は1つの目安であり、作物の生育の様子をしっかり観察しながら調整が必要です。

また、アミハートを施用する際には以下の点に注意しましょう。

  • 希釈液はその日のうちに使い切る
  • 成分分離を防ぐために使用前にはよく振る
  • 強アルカリまたは強酸の資材との原液での混用は避ける
  • 灌水チューブ等(孔径0.2mm以下のもの)を使う際には、それに対応するフィルターを通す

しっかりと効果を実感するためにも、取扱説明書に従い正しい使い方をする必要があります。

◆施用事例

アミハート 施用事例

ここでは、実際のアミハートの施用事例を5つ取り上げ、未施用の場合と比較しながらみていきます。

1つ目の事例は、イチゴの定植直後~収穫期にかけて10aあたり5Lのアミハートを週に1回、合計5回灌注施用したものを未施用時と比較した写真です。

アミハート いちご 事例

アミハート施用時の方が、茎がビニールハウスの天井近くまで伸びています。生育が早まり、樹勢がよくなっていることが分かります。

2つ目の事例は、キュウリの定植直後~収穫期にかけて、500倍に希釈したアミハートを2週間に1回灌注施用した写真です。

アミハート きゅうり事例

未施用時と比べると、アミハート使用時の方が茎が太くなっていることが分かります。また、茎の太い植物体を支えるために地下部の根張りもよくなっていることが予想できます。

3つ目の事例は、ピーマンの定植〜開花期にかけて500倍に希釈したアミハートを、1週間置きに合計3回使用したときの写真です。

アミハート ピーマン事例

未施用時と比べて、葉色が良くなり丈も高く生長しています。1枚1枚の葉のサイズも大きいため、光合成を効率的に行え実りの良いピーマンの収穫が期待できるでしょう。

4つ目の事例は、大豆について出芽してから開花するまでの期間に10aあたり5Lとなるように希釈したアミハートを、月に2〜3回灌注施用したときの写真です。

アミハート 大豆事例

未施用時と比べると、アミハートの施用によって根の量や密度が増えているのが確認できます。また、長く太い根が多く見られ茎も太くなっています。

5つ目の事例は、メロンの着花期から果実肥大期にアミハートが10aあたり10Lとなるように希釈した液体を、3回に分けて灌注施用したときの写真です。

アミハート メロン事例

アミハートの施用によって、葉全体の大きさと密度が増えているのが分かります。また、収穫後のメロンの大きさについては、1個あたりの重量が1.54kgから1.66kgへと増加し、糖度も16.2%から16.7%へと増加する結果となりました。

◆まとめ

アミハート まとめ

アミハートに含まれている核酸が作物の根張りを良くし、窒素が茎や葉を大きくしてくれます。核酸と窒素の作用で、作物の地上部と地下部がバランスよく生長し、実りある収穫物が期待できるでしょう。

施用する際の希釈濃度や回数は、作物の生育ステージや環境などによって異なります。作物の様子を注視しながら、本記事で紹介した施用方法を参考にしてみてください。

外部環境のストレスに負けず、樹勢の良い作物に育て上げるために、ぜひアミハートをご活用ください。

>>アミハートの詳細はこちら

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