早根早起®|プロ農家向けおすすめ農業資材・肥料の紹介

チュートリアル 更新日:
早根早起

「根張りが悪く育苗に課題を抱えている…」

「苗の発根を促進させる資材が欲しい…」

「早根早起®の効果的な施用方法や事例を知りたい…」

このような疑問や悩みを抱えていないでしょうか。作物を育てている際に、初期成育段階で苗が期待しているような成長を見せず、課題を感じている方は多いです。

早根早起®は、窒素やりん酸だけでなく鉄も含まれているため、苗の生育や定植時の活着促進に最適な資材です。作物の成長を促す資材は多数販売されていますが、商品の特性を理解することで、生育状況に合わせて使い分けができるようになります。

そこで本記事では、以下の内容を中心に解説します。

  • 早根早起®の施用により得られる効果
  • 正しい早根早起®の施用方法
  • 早根早起®の作物における施用事例

早根早起®を施用する際の最適なタイミングが理解でき、根張りが悪いなどの育苗における課題解決にもつながるため、ぜひ最後までお読みください。

商品概要

 

早根早起®は核酸やキレート鉄を含み、窒素やりん酸、加里のバランスが良い苗用液体肥料です。苗の生育や定植時の活着を促進する効果が期待できます。

ここでは、早根早起®の基本情報や効果、製品特性を解説します。

基本情報

早根早起®の基本情報は、以下のとおりです。

早根早起®の特徴は、窒素やりん酸などの多量要素だけでなく、微量要素の鉄が含まれている点です。鉄は植物の中にわずかな量しか存在しておらず、不足すると光合成ができなくなるため、健全な生育には必要不可欠な要素です。そのため、早根早起®を使用することで、初期成育に不足しがちな栄養素を補えます。

 効果 / 製品の特性

 早根早起®の施用により期待できる効果は、以下のとおりです。

  • 丈夫な苗を育成したい
  • 苗の根張りを良くしたい
  • 移植、定植時の活着を良くしたい
  • 育苗期間を短縮したい
  • 根の歩留まりを向上させたい

苗の成長促進はもちろんのこと、移植時や虫害などの損傷から回復を早める効果も期待できます。

早根早起®の資材メカニズム

 

 早根早起®には、作物の成長に欠かせない主要三大栄養素(窒素、りん酸、加里)が苗を徒長させないようにバランスよく配合されています。他にも発根と根の伸長を促進させる核酸と、光合成に必須である鉄も含まれており作物の成長をサポートします。

また、早根早起®に含まれている栄養素がもたらす効果は、植物の基礎となる丈夫な根を形成するだけではありません。核酸とキレート鉄が窒素に対してりん酸や加里のバランスを適正化し、光合成や代謝に必須な鉄の効果と合わせて、体内のC/N比を改善します。その結果、徒長せずに葉色が良く葉肉の厚い丈夫な苗を育成できるので、生育を早められます。

施用方法

 ここでは、早根早起®の施用方法を解説します。

 

早根早起®を施用するタイミングは、育苗時やポット植替時・本圃定植時です。その際は、水で200〜500倍に希釈します。128穴セルトレイ育苗の場合は、1枚当たり希釈液1〜2ℓが目安です。

施用回数は葉菜類であれば2回程度、果菜類は4回程度が目安です。生育具合に合わせて、施用回数を増減してください。

ポットから移植する際は、植え替え後に苗の被元へたっぷりと施用します。本圃定植の場合、定植前日もしくは定植後に希釈液を株元にたっぷり施用しましょう。移植後の環境によっては、どぶづけでの使用も可能です。

また、早根早起®の注意点は以下のとおりです。

  • 希釈した液は保存せずその日のうちに使い切る
  • アルカリ性の強い資材や強酸資材における原液との混用は避ける
  • ミネラルの多い資材と併用する場合は事前に少量で試してから施用する
  • 使用前は攪拌して均一になってから施用する
  • 希釈時によく混用のうえで溶解してから施用する

施用方法を誤ると期待した効果が得られないため、事前に確認しておきましょう。

施用事例

ここでは、早根早起®の施用事例を3つ紹介します。

1つ目はキャベツ苗の事例です。キャベツ苗をポットに移植後、500倍に希釈した早根早起®を被元に潅注施用した際の結果は、以下の写真のとおりです。

 

早根早起®の施用により根量が増えて、キャベツ苗の根張りが良くなりました。

2つ目はトルコキキョウの事例です。移植2週間前と移植直後に潅注施用を行い、移植1ヶ月後の様子を比較した際の結果は以下の写真のとおりです。

早根早起®の施用により根張りが促進され、トルコキキョウの生育に良い影響が見られました。

3つ目は水稲の事例です。育苗時に500倍の希釈液を施用した際の結果が以下の写真のとおりです。

 

早根早起®の施用により育苗箱内の根量が増えて、丈夫な苗に成長していることがわかります。

まとめ

本記事では、味の素ヘルシーサプライ(株)で取り扱っている製品の1つである早根早起®について解説しました。

早根早起®は育苗時に使用して作物の根張りを促すことで、丈夫な苗づくりをサポートするだけでなく、定植後の活着を促進させる液体肥料です。

作物の成長に欠かせない主要三大栄養素だけでなく、核酸やキレート鉄を含むため、初期成育に不足しがちな栄養素を補えます。また、苗の生育はもちろん、移植時や虫害などの損傷から回復を早める効果も期待できます。

早根早起®は、さまざまな作物全般に施用することが可能です。施用する際は、育苗時やポット植替時、本圃定植時に水で200〜500倍に希釈して施用します。施用回数の目安は2〜4回ですが、生育具合に合わせて調整しましょう。

丈夫な苗作りによって定植後の活着を良くしたいとお考えの方は、ぜひ早根早起®を活用いただければ幸いです。

>>早根早起®の詳細はこちら

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