【プロ農家向け】いちごの栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

使用事例 更新日:

「果実の充実したいちごを収穫したい」

「手軽に使えて効果がある肥料はないかな?」

「できれば信頼できるメーカーの農業資材を使いたい」

このようなお悩みを抱えていませんか?いちごはバラ科の多年草で、株を増やすことで繁殖します。いちごの生育には育苗や定植など、重要なステージがいくつもあり、適切な管理をしないと安定した収量が得られません。

そこで、本記事では「いちごの栽培方法やポイント」「おすすめの農業資材」について解説します。栽培の各ステージにおける生産者様のお悩みを解決するため、味の素グループが販売しているバイオスティミュラントも紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【本記事で紹介のバイオスティミュラント】

早根早起 アミハート® アジフォル®アミノガード® 544 アジフォル®アミノガード® 701

Tecamin Max(テカミン マックス) Tecamin flower(テカミン フラワー) Tecamin Brix(テカミン ブリックス)

目次

    いちご栽培の時期・栽培暦

    出典:農林水産省 宮城県 みやぎの野菜指方針

    いちごの大まかな栽培スケジュールは、以下の4段階に分けられます。

    1. 親株管理
    2. 採苗
    3. 定植
    4. 収穫

    いちごは栽培期間が長いため、安定的な収量を確保するために病害虫の防除をしっかり行う必要があります。また、いちごには以下のような特徴があります。

    • 乾燥に弱い
    • 塩害障害が起きやすい
    • 高温では花芽形成がされない

    いちごは乾燥に弱いため、保水力があり日当たりのよい圃場を好みます。また、塩害などに弱いため生理障害が起きないよう、塩基バランスに注意が必要です。

    適当な土壌酸度はpH5.5~6.0、生育適温は18℃~25℃とされています。高温条件下では花芽分化が阻害されるため、適切な温度管理が大切です。

    いちごの栽培方法

    いちごの栽培は、以下の4つのステップに沿って行います。

    • 採苗
    • 育苗
    • 定植
    • 収穫

    他の野菜と比べると、いちごは10aあたりの栽植本数がおよそ8,000株と多いのが特徴です。そのため、栽培期間で用いる資材についても工夫が必要です。ここでは、いちご栽培の各ステップの詳細について解説します。

    ①採苗

    7月上〜中旬頃に採苗を行います。採苗とは、親株から出ているランナーによってつながっている子苗を切り離す作業です。ランナーはストロー状に変形した茎のことで、走出枝または匍匐枝とも呼ばれます。ランナーの発生は高温と長日条件の元で促進されますが、逆に低温・短日条件の元では抑制されます。

    ランナー発生の条件
    高温・長日条件 促進
    低温・短日条件 抑制

    採苗を行う目安は品種によるものの、夏実の場合には子苗の葉数・クラウン径・根長がそれぞれ以下の条件を満たす状態の時です。

    採苗を行う目安(夏実の場合)
    葉数 3枚以上
    クラウン径 5mm以上
    根長 6cm

     

    採苗ではランナーをハサミなどで切り取りますが、切った反対側にいちごの花が咲きます。そのため、定植時の目印としてランナーを少し残しておくとよいでしょう。1本の親株から、30本程度のランナー(子苗)を採苗できます。

    ②育苗

    ランナーを切り離した子苗をある程度まとめて、仮植床に仮植します。仮植の際には、クラウン部が地表に出るようにし、深植えにならないよう注意が必要です。深植えをした場合には、クラウンの成長点が埋まってしまい新葉が展開せず、芽枯れにつながる恐れがあります。

    よい苗を育てるためには、仮植えの際に立派な子苗を用いることが大切です。採苗の際に一度選別を行いますが、仮植床に植え付ける際にさらに2次選別を行います。

    いちごの花芽分化を促進させるためには、低温条件が必要となります。そのため、近年では涼しい気候を利用した高冷地での育苗や、地下水やクーラーなどを利用した夜冷育苗の導入が進んでいます。

    ③定植

    9月上〜中旬頃に花芽分化を確認できたら、ハウスに定植します。定植数は、10aあたり7,000本程度です。ハウス内に高さ30cm程度の畝を作り、2条に植え付けを行います。

    定植の際は、以下の点に注意が必要です。

    • 根と土がよく密着するよう根を広げて植え付ける
    • クラウン部から1次根の発生をよくするためにやや深植えにする
    • 株間は24cm程度を目安とする

    株間を狭めすぎると単位面積あたりの収量は大きくなりますが、果実の肥大が不十分となり、上位等級のいちごの発生が少なくなります。

    また、定植の時期が遅れると株の充実に悪影響があり、初期生育が遅れ総収量の低下につながる恐れがあるので注意しましょう。

    定植後はクラウン付近が乾かないよう、こまめに1日数回の灌水を行って根の活着を促進します。温度管理は昼温25℃、夜温8℃を目安とし、11月までは日中の高温に注意が必要です。一方、厳寒期には夜温を確保して二次腋花房の受精促進と草勢維持に努めます。

    ④収穫

    翌年4月頃に開花し出すとランナーも多く発生しますが、果実の栄養が取られないようにランナーは除去します。花が咲き、ミツバチなどの訪花昆虫がいない場合には、やわらかい筆などで花粉をとり雌しべに受粉させます。

    いちごの着色をよくするためには、日当たりをよくすることが大切です。開花してから成熟するまでの日数は温度の影響を受け、収穫までの積算温度は600〜700℃が目安です。

    収穫は赤く熟したいちごから順に果実の温度が上昇する前に行い、鮮度維持のために予冷庫に保管しましょう。収穫時期は高温多湿のため、なめくじによる食害が発生しやすいので注意が必要です。

    プロ農家向けいちご栽培のおすすめ肥料・農業資材

    いちごは採苗してから収穫までの間に、ランナーを切ったり定植したりと外部環境の変化が大きいです。

    ここでは、丈夫な苗から着色のよいいちごを安定的に収穫するための肥料・農業資材を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

    早根早起®「根張りのよい丈夫な苗に育て上げる」

    効果

    早根早起®は、育苗や苗の活着促進に有効な液体肥料です。早根早起®には以下の成分が含まれており、徒長しない丈夫な苗の育成が可能です。

    • 核酸
    • キレート鉄
    • 窒素
    • リン酸
    • カリ

    発根や根の伸長を促進する核酸や、光合成に必須の成分である鉄が作物の丈夫な地下部の形成に貢献します。また、窒素・リン酸・カリをバランスよく配合しているため、植物体内のC/N比の改善も期待できます。葉色がよく、葉肉の厚い苗に育てたいとお考えの方におすすめの液体肥料です。

    施用事例

    早根早起®を用いた施用事例として、水稲の根の再生促進が挙げられます。早根早起®の500倍希釈液を、1ヶ月育苗した水稲苗に施用した翌日に根を切断し、純水を入れたビーカー内で培養しました。

    無処理区と「早根早起®」区で比較すると、写真右側のように後者の方が根の再生が早まることが確認できました。このことから、移植時に受けた損傷や害虫による食害などからの、早期の回復が期待されます。

    使用方法

    水で200〜500倍に希釈した液体を、作物の生育段階における以下のタイミングで施用します。

    施用するタイミング 施用量や回数
    育苗時 128穴セルトレイ1枚につき1~2lの希釈液を、葉菜類で2回、果菜類で4回を目安に施用
    ポット植替時 植え替え後に根元にたっぷり施用する
    本圃定植時 定植の前日や定植後に株元にたっぷり施用

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈液がジョウロや散水器などの内部に残留しないよう使用後は洗い流す
    • 使用する機器の目が細かい場合、目詰まり防止のためのフィルターを取り付ける
    • アルカリ性資材や農薬との混用は避ける
    • 希釈液はその日のうち使い切る

    >>早根早起®の詳細はこちら

    Tecamin Max「天候に左右されずに作物の生育をよくする」

    効果

    作物を天候に左右されずに育て上げるためには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。年によっては日照不足によって、収量が大きく低下することがあります。光合成能力が低下したときでも、Tecamin Maxに含まれるアミノ酸が作物の細胞壁から速やかに吸収されることで生育の促進が可能です。

    施用事例

    Tecamin Maxを用いた施用事例として、キュウリの秀品の増加があります。10aあたり200mlを500倍に希釈した葉面散布剤を、複数回散布したときの結果は以下の写真のとおりです。

    慣行区とグルハートプラス(従来品)区を比較すると、後者の方が樹勢を維持したまま、生育終盤においても秀品率が高いキュウリを収穫できました。

    使用方法

    果菜類の場合は、Tecamin Maxを定植後から収穫前にかけて、10aあたり200〜300mlを500~1000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は月に2〜4回です。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxの詳細はこちら

    アジフォル®アミノガード®「作物を元気にするバイオスティミュラント」

    アジフォル®アミノガード® 544 アジフォル®アミノガード® 701

    効果

    作物を元気にするには、アジフォル®アミノガード®がおすすめです。アジフォル®アミノガード®は、以下の成分を含んだバイオスティミュラントです。

    • 高濃度アミノ酸
    • 植物性由来成分
    • 発酵微生物由来成分

    作物が根からの栄養吸収が十分でないと感じたときや、アミノ酸やミネラルを補給したいときに最適です。農薬と混用でき、効率的な葉面散布を可能としています。暑さに弱い作物に対してアジフォル®アミノガードを施用することで、暑熱期の苗質の維持にも貢献します。

    施用事例

    アジフォル®アミノガード®の施用事例として、圃場の劇的な回復が挙げられます。ある年の台風で大きな被害を受けたアスパラガスの圃場では、葉が黄色くなって枯れており、翌年の収量は見込めない状態でした。しかし、アジフォル®アミノガード®を施用したところ、以下の写真右側のような劇的な改善が見られ、2次葉も新しく生えています。

    また、イチゴ栽培を行なっている農場においては、根の傷みによる生育障害で葉色や樹勢が悪く、花の数も少ない状態でした。しかし、葉面にアジフォル®アミノガード®を散布することで、以下の写真のような回復がみられています。

    使用方法

    アジフォル® アミノガード®の使用量は10a当たり希釈液100ℓが目安です。水で1,000倍程度に希釈(葉物野菜に対して使用する場合には2000倍以上)して施用します。アジフォル® アミノガード®の施用回数は7〜10日に1回です。作物の生育具合に応じて回数は増減してください。使用に際しては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈液はその日のうちに使い切る
    • よく混ぜてから使用する
    • 使用後は噴霧器などに希釈液が残らないように洗い流す
    • 目詰まりしやすい噴霧器などを使用する場合にはフィルターを装着する
    • 使用しないときは冷暗所に保管する
    • 「石灰硫黄合剤」などのアルカリ性資材やその他の農薬とは混合しない

    >>アジフォル®アミノガード®の詳細はこちら

    Tecamin Flower「高温時のストレスによる落花を抑え、作物の着果を促す」

    効果

    作物の生育ステージは、大きく栄養成長期と生殖成長期に分けられます。生殖成長期には開花と果実の成熟が起こりますが、Tecamin Flowerを施用することで生殖成長への切り替えを促し、着果を高めることができます。これは、Tecamin Flowerに含まれる遊離アミノ酸やリン酸・ホウ素・モリブデンなどの成分が、花芽の充実や着果向上に貢献するためです。

    施用事例

    Tecamin Flowerを用いた施用事例として、トマトの着果数の増加があります。10aあたり300mlを希釈した葉面散布剤を、トマトの開花初期とその21日経過後の2回散布しました。その結果は、以下の写真のとおりです。

    慣行区とTecamin Flower区を比較すると、後者の方がトマトの着果数が5%アップし、収量にも増加がみられました。

    使用方法

    Tecamin Flowerは果菜類の場合、開花期と着果期に10aあたり200〜300mlを500〜1000倍に希釈した溶剤を葉面に散布します。施用回数の目安は1〜2回です。

    Tecamin Flowerの使用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

    • 酸性資材のため、アルカリ性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • ミネラルの多い資材と併用する際には沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Flowerの詳細はこちら

    アミハート®「丈夫な根の生育に」

    効果

    作物の発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®は単分子の核酸を豊富に含んでおり、単分子であるため吸収の良さが特徴です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 葉色を良くし作物の生育を促進させたい

    施用事例

    アミハート®はさまざまな作物で施用が可能です。例としてトマトでの施用事例施用をご紹介します。アミハート®を希釈して月に2〜3回潅注処理した際の結果が、以下の写真のとおりです。

    アミハート®の施用により根張りを促進することで、弱った生育を回復させる効果が期待できます。

    使用方法

    施用する際は、育苗期・定植前後であれば水で500倍に希釈します。定植~収穫前であれば

    潅注施用は2~5L/10a、葉面散布は500倍で施用します。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    Tecamin Brix「着色のよい大きめの作物に育て上げる」

    効果

    色づきがよくサイズの大きな作物の育成のためには、Tecamin Brixがおすすめです。Tecamin Brixは、窒素・カリ・ホウ素に加えて海藻エキスを含有した葉面散布剤です。Tecamin Brixに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 作物のサイズアップが図れる
    • 色づきがよくなる
    • 規格内個数や重量が増加する

    施用事例

    Tecamin Brixを用いた施用事例として、りんごの着色の改善があります。10aあたり300mlを1666倍に希釈した溶剤を、成熟期に3回に分けて葉面散布しました。

    その結果、写真右側のように鮮やかな色のリンゴが収穫できました。

    使用方法

    着果後から収穫前にかけて、10a当たり200〜300mlを500〜1000倍に希釈した溶剤を葉面に散布します。使用回数は、着果後または肥大期から収穫期にかけて3回以上が目安です。

    使用にあたっては以下の点に注意が必要です。

    • アルカリ性の資材のため、酸性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • 使用前によく振り、高温時の使用は避ける
    • 成分が結晶化したときは、加温して使用する

    >>Tecamin Brixの詳細はこちら

    植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    「丈夫な苗からしっかり育てたい」「もっと商品価値の高いいちごを栽培したい」などのお悩みを抱えている生産者の方がいらっしゃるのではないでしょうか。

    アミノ酸や核酸の研究を長年にわたって行なってきた味の素ヘルシーサプライ(株)は、生産者様のお悩みに寄り添ったソリューションを提示すべく、さまざまな農業資材を提供しています。

    いちご以外の作物についてもお使いいただけるので、各生育段階において適切な資材を施用することで、収量アップが可能になるでしょう。ぜひ、味の素ヘルシーサプライ(株)のバイオスティミュラントをお試しください。

    >>製品・サービス一覧

    いちご栽培のまとめ

    いちごの栽培スケジュールや流れ、おすすめの肥料・農業資材について解説しました。いちごは栽培期間が長く、果実を充実させるためには水や温度管理を適切に行う必要があります。手間暇をかける以上は、商品価値のあるいちごに育て上げたいでしょう。

    味の素ヘルシーサプライの提供しているバイオスティミュラントを併用することで、高品質ないちごが収穫可能となります。ぜひ本記事の内容を、いちご栽培に役立ててみてください 。

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