【プロ農家向け】ニンジンの栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

使用事例 更新日:

ニンジン

「ニンジンの生産量を増やす育て方が知りたい」「ニンジン栽培において生育が進まず課題を感じている」

「ニンジン栽培に役立つ農業資材の選び方がわからない」

このような疑問や悩みを抱えていないでしょうか。ニンジンは「カロテン」を中心に栄養素の豊富な野菜ですが、発芽しやすい圃場づくりや播種後の追肥など、こまめな管理を求められるポイントが多々あります。

そこで本記事では、以下の内容を中心に解説します。

  • ニンジンの作り方や栽培スケジュール
  • ニンジンの育て方における注意点
  • ニンジン栽培の手助けとなる農業資材

ニンジンの育て方はもちろん、生育を促進させるバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

〈本記事で紹介されているバイオスティミュラント〉

アミハート® Tecamin Max(テカミン マックス) Tecamin Brix(テカミン ブリックス)

目次

     ニンジン栽培の時期・栽培歴

    ニンジン栽培時期

    出典:農林水産省 秋田県 野菜栽培技術指針 根菜類 https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/attach/pdf/aki3-7.pdf
    地域や栽培環境によって異なるものの、ニンジン栽培の時期は2つに分かれます。

    • 春まき、夏どり
    • 夏まき、秋冬どり

    ニンジンは「発芽すれば成功」という言葉もあるほど、発芽率が低い作物です。冷涼な気候を好むとされるニンジンの発芽適温は15〜25℃です。そのため、春まきの場合は発芽しやすいメリットがあるものの、花が咲く「とう立ち」のリスクも高まります。

    一方で、夏まきの場合は春まきと比べて気温が高いため発芽しにくいものの、害虫被害は少なくとう立ちしにくいのがメリットです。

    発芽同様に生育の適温も15〜25℃であるため、温度管理に気を遣いながら管理を行います。収穫時期は播種後の90〜130日となり、春まきであれば7〜8月、夏まきであれば11〜2月頃が目安です。

     ニンジンの栽培方法

    ニンジンの栽培方法

    ニンジンの栽培方法に関して、大きく以下の4フェーズに分けて紹介します。

    • 本畑の準備
    • 播種
    • 播種後の管理
    • 収穫

    良質なニンジンを育てるために、参考にしていただければ幸いです。

     ①本畑の準備

    ニンジン栽培においては、圃場の整備が重要です。ニンジンは移植を嫌うため、栽培に適した環境を用意し、種まきをして生育します。

    また、ニンジンを畑で生育する際は、1~2年以内に同じ場所でセリ科の植物を栽培していないか確認が必要です。なぜなら、同じ科の植物を続けて栽培すると、土質の悪化により連作障害を起こす可能性があるからです。

    また、通気性が悪くて土の塊などの硬い物質や異物が混入している環境では、ニンジンの生育が悪くなります。施肥は肥効が速やかに発現するよう、播種を行う15日前には肥料を圃場全域に混和させましょう。

    ニンジンを育てる際は、畝立てを行います。2条播きであれば「畝幅80~90cm、株間8~10cm」で行い、1条播きであれば「畝幅50cm、株間8~10cm」が目安です。畝の形は平畝にしますが、排水不良地ではやや高畝でつくりましょう。

     ②播種

    播種を行う際は、専用播種機やシーダーテープなどを利用します。シーダーテープを利用する場合は、畝幅50cmに対して約2,500mが目安の必要量です。種子量は株間8~10cmであれば、株当たり4~5粒播きの場合は10g当たり0.5~1.0Lが目安です。

    また、播種の前処理として種を約30分程度事前に吸水させましょう。その後、12時間程度20℃の環境で乾燥しないように管理し、催芽させてから播種を行います。

    圃場が極端に乾燥している場合は発芽不良や不揃いになりやすいため、シーダーテープを使用する際は土壌の湿りに注意が必要です。シーダーテープを利用しない場合は、10gあたり少し多めの1〜1.5Lで播種を行います。

     ③播種後の管理

    播種直後は、薬害などに注意しながら除草剤を散布します。土壌表面に適度な湿度が残っている場合は粒剤を使用し、乾燥しているようであれば乳剤を用いて散布しましょう。

    良質なニンジンを生育するためには間引きも重要であり、収穫までの間に2回行う必要があります。1回目の間引きは、本葉が2〜3枚の頃に株間が2〜3cmの感覚となるように行います。2回目は本葉が4~5枚の頃に行い、1本立ての状態にしましょう。

    間引きを行う際は、以下のような株を取り除きます。

    • 極端に生育が良いもの
    • 極端に生育が悪いもの
    • 葉色が濃すぎるもの
    • 葉が粗剛で刻みの大きいもの
    • 葉数が多すぎるもの
    • 病害虫の被害を受けているもの

    追肥は、播種後40日前後と60日前後の2回行います。追肥は畝の肩の部分に施し、肥料が隠れる程度に土寄せします。2回目の追肥を行う際は、1回目とは違う箇所に施しましょう。

    また、ニンジンの首部が地上部に出ると、青首と呼ばれる実が青く変色する生理障害を引き起こします。追肥をしたあとは、除草を兼ねて管理機などで軽く畝間を中耕し、株元に土寄せを行いましょう。

     ④収穫

    ニンジンの収穫時期は、播種をしてから極早生で90〜95日、晩生で130日ほどです。立っていた葉が半数以上開き、下葉が地面を這うようになれば収穫のタイミングです。収穫が遅れると過熟となり、ニンジンにひびが入り裂根を起こしやすくなるため、肥大の進んだものから掘り起こしましょう。

    ニンジンを収穫する際は、地上に出ている根と葉の際をつかみ、真っすぐ上へ引き抜きます。収穫したニンジンは葉を1cm程度つけて切り落とし、ひげ根を除いて洗浄したうえで、必要に応じて選別や箱詰めを行います。

    また、掘り上げたニンジンは20cmほどの穴を掘って埋め戻すことで、土壌内に長期間保存が可能です。

     プロ農家向けニンジン栽培のおすすめ肥料・農業資材

    ニンジン栽培は、播種から収穫の間にさまざまな問題が発生します。特に、天候によるニンジンへの影響は人の手でコントロールできません。

    そこで、ニンジンの成長を促進させるための手助けとなるのが農業資材です。ここでは、味の素グループで取り扱っているバイオスティミュラントを例に、肥料・農業資材の効果を紹介します。

     アミハート®「丈夫な根の生育に」

    アミハート

     効果

    作物の発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®は単分子の核酸を豊富に含んでおり、単分子であるため吸収の良さが特徴です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 葉色を良くし作物の生育を促進させたい

     施用事例

    アミハート®はさまざまな作物で施用が可能です。例としてトマトでの施用事例施用をご紹介します。アミハート®を希釈して月に2〜3回潅注処理した際の結果が、以下の写真のとおりです。


    アミハート®の施用により根張りを促進することで、弱った生育を回復させる効果が期待できます。

     使用方法

    施用する際は、育苗期・定植前後であれば水で500倍に希釈します。定植~収穫前であれば

    潅注施用は2~5L/10a、葉面散布は500倍で施用します。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    Tecamin Max「天候に左右されずに作物の生育をよくする」

    テカミンマックス

    効果

    作物を天候に左右されずに育て上げるためには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    年によっては日照不足によって、収量が大きく低下することがあります。光合成能力が低下したときでも、Tecamin Maxに含まれるアミノ酸が作物の細胞壁から速やかに吸収されることで生育の促進が可能です。

    施用事例

    Tecamin Maxを用いた施用事例として、キュウリの秀品の増加があります。10aあたり200mlを500倍に希釈した葉面散布剤を、複数回散布したときの結果は以下の写真のとおりです。

     

    慣行区とグルハートプラス(従来品)区を比較すると、後者の方が樹勢を維持したまま、生育終盤においても秀品率が高いキュウリを収穫できました。

    使用方法

    果菜類の場合は、Tecamin Maxを定植後から収穫前にかけて、10aあたり200〜300mlを500~1000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は月に2〜4回です。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxの詳細はこちら

    Tecamin Brix「着色のよい大きめの作物に育て上げる」

    テカミンブリックス

    効果

    色づきがよくサイズの大きな作物の育成のためには、Tecamin Brixがおすすめです。Tecamin Brixは、窒素・カリ・ホウ素に加えて海藻エキスを含有した葉面散布剤です。

    Tecamin Brixに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 作物のサイズアップが図れる
    • 色づきがよくなる
    • 規格内個数や重量が増加する

    施用事例

    Tecamin Brixを用いた施用事例として、りんごの着色の改善があります。10aあたり300mlを1666倍に希釈した溶剤を、成熟期に3回に分けて葉面散布しました。

      リンゴテカミンブリックス事例               

    その結果、写真右側のように鮮やかな色のリンゴが収穫できました。

    使用方法

    着果後から収穫前にかけて、10a当たり200〜300mlを500〜1000倍に希釈した溶剤を葉面に散布します。使用回数は、着果後または肥大期から収穫期にかけて3回以上が目安です。

    使用にあたっては以下の点に注意が必要です。

    • アルカリ性の資材のため、酸性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • 使用前によく振り、高温時の使用は避ける
    • 成分が結晶化したときは、加温して使用する

    >>Tecamin Brixの詳細はこちら

     植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    肥料にお困りの農家さんへ

    味の素ヘルシーサプライ(株)では、本記事で紹介した農業資材に限らず長年の研究で培った独自技術を利用した、バイオスティミュラントを取り扱っています。植物の生育に関しては、天候不順など人の手でコントロールが難しい問題も発生することでしょう。

    味の素ヘルシーサプライ(株)が取り扱っているバイオスティミュラントは、播種から収穫前まで、作物の生育を促す農業資材が揃っています。ニンジンだけでなく、さまざまな作物に施用できるため、農家様の課題やニーズに合ったソリューションのご提案が可能です。

    >>製品・サービス一覧

     ニンジン栽培のまとめ

    ニンジンまとめ

    本記事では、ニンジンの作り方や栽培に役立つ味の素グループのバイオスティミュラント活用方法について解説しました。ニンジンは種まきから収穫までおよそ3~4ヶ月ほどかかるため、比較的短い期間で生育のコントロールを行う必要があります。

    また、近年では天候不順などにより、ニンジンはもちろん作物の生育において求められる対策が増えています。ニンジン栽培において、ぜひ味の素グループのバイオスティミュラントを活用いただき、作物の生産性向上を手助けできれば幸いです。

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