うどんこ病の脅威!その発生原因と対策

チュートリアル 更新日:

「うどんこ病はどんな環境で発生しやすいのかな?」

「うどんこ病の予防に効果的な農薬の使い方」

「薬害低減に何か効果的な方法はないかな?」

このようなお悩みを抱えていませんか?うどんこ病は、ウリ科の植物やイチゴなどの果樹類で多く見られ、作物の葉や茎に白いカビが広がる病気です。

うどんこ病は作物全体に白いカビを広げ、最後には葉を枯らしてしまうため、予防や病気になった後の対処が大切です。しかし、うどんこ病の原因や予防についてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、うどんこ病の「発生要因」や「予防・対策」について解説します。うどんこ病対策に効果的な、味の素グループが販売しているバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


〈本記事で紹介されているバイオスティミュラント〉

 

目次

    うどんこ病とはそもそも何か?

    うどんこ病とは、葉や茎などに白い粉状のカビが生じる病気です。症状の原因は「うどんこ病菌」という病原菌で、カビの一種です。

    うどんこ病菌は、子のう菌と呼ばれる菌類の仲間に属し「ウドンコカビ科」という分類群を形成しています。日本に存在するうどんこ病菌は 、11 属 260 種余りあると言われています。

    うどんこ病菌は植物に寄生して菌糸を伸ばし、栄養を吸い取ることで成長して広がることが特徴です。初期には葉や茎に白い斑点が生まれ、徐々に色が濃くなり面積も広がります。症状が進行すると茎や葉のねじれや萎縮が起こり、最後には葉が黄色く変色して枯死します。

     

    うどんこ病の発生要因

    うどんこ病は土の中にいる糸状菌の胞子が飛散して、作物に寄生することが発生要因です。うどんこ病菌は、主に被子植物の双子葉植物に寄生します。特に以下の作物は、うどんこ病になりやすいと言われているため注意が必要です。

    • 果菜類:きゅうり、ズッキーニ、スイカなどのウリ科の作物、トマト、ピーマン、なすなど
    • 草花・樹木類:バラ、コスモス、スイートピーなど
    • 果樹類:イチゴ、メロン、ぶどうなど

    一方で、裸子植物のマツやイチョウ、単子葉植物のイネやトウモロコシに発生した事例はありません。またうどんこ病菌は寄生する植物によって種類が異なるため、作物をまたいで感染が広がることはありません。

    うどんこ病菌は、他のカビとは違い低湿度で冷涼な環境を好むことが特徴です。そのため、春や秋に繁殖しやすく、湿度が高く高温の梅雨時期や夏には発生しにくくなります。

    うどんこ病は日照や肥料不足によって、作物の株が弱っているときに発生しやすくなります。作物の成長が遅いと感じる場合には、うどんこ病への予防と対策が必要です。

    うどんこ病の予防と対策

    うどんこ病は、作物の収量や品質に悪影響を与え、最後には葉が黄色くなり枯死するリスクがあります。予防や発生してしまった後の対策について、この章で説明する内容を理解しておきましょう。

    予防

    うどんこ病の予防方法として「環境対策」と「農薬の使用方法」について紹介します。

    ①環境対策

    うどんこ病の予防としては、風通しの良い環境で、適切な肥料・灌水管理を行うことが大切です。うどんこ病菌は通気性の悪い環境を好みます。ハウス栽培の場合には換気対策、露地栽培の場合は枝や葉の剪定を適宜行うと良いでしょう。

    また、うどんこ病菌は乾燥した環境を好みます。作物への灌水はもちろん、通路にも水を撒くことで湿度のある状態を保ちましょう。

    ②農薬の使用

    うどんこ病の予防には、病原菌の繁殖を防ぐ農薬の散布が効果的です。農薬は、作物別に登録のある物を使用すれば問題ございません。散布の際は登録内容のご確認をよろしくお願いします。農薬の散布は、主に葉に行います。葉の両面に満遍なく散布してあげると良いでしょう。

    発生した後の対策

    うどんこ病が発生してしまった場合、葉や茎の表面の白いカビを水などで落としただけでは、病原菌除去できません。表面の白いカビを落としたとしても、菌の胞子は葉の中に残っているため、葉の除去または農薬による除菌が必要です。

    ①環境対策

    うどんこ病が発生してしまった場合は、発症した葉を取り除くことが効果的な対策です。葉についたうどんこ病菌は再び飛散することがあるため、除去した葉は畑の外に捨てる様にしましょう。

    ②農薬の使用

    葉の除去ができない場合は、殺菌剤を散布しましょう。同じ作物を並べて栽培している場合は、発症していない株にもうどんこ病菌が寄生しているリスクがあります。殺菌剤を使用する際には、圃場の作物全体に散布すると良いでしょう。また、同一系統の農薬を使用していると菌に耐性が出来てしまうことがあるので、作用機構の異なる農薬をローテーションで使用するとより効果的です。作用機構はRACコードと呼ばれるコードで管理されています。使用している農薬がどの作用機構にあたるのか確認いただくとローテーションが組みやすくなります。

    うどんこ病に対するバイオスティミュラントの活用

     

    うどんこ病の対策には、バイオスティミュラントの活用が有効です。バイオスティミュラント(Bio Stimulants)とは、生物(Bio)と刺激(Stimulants)を合わせた造語で、日本語では「生物刺激剤」という意味になります。

    バイオスティミュラントは、アミノ酸を主成分としており、日照不足や高温などの非生物的なストレスを軽減する効果がある資材です。バイオスティミュラントを活用することで、気象の悪化などのストレス化であっても、根張りや樹勢を維持できます。

    うどんこ病は、日照や肥料不足により作物が弱っているときに発症しやすい病気です。バイオスティミュラントを活用することで、病害抵抗性の高い作物に育ち、うどんこ病の発症リスクも軽減されるでしょう。

    こちらでは、味の素グループで販売している2つのバイオスティミュラント資材を紹介します。

    TecaminMax

    TecaminMax

    TecaminMaxは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を豊富に含んだバイオスティミュラント資材です。アミノ酸が全量の14.4%、窒素が7.0%含まれています。アミノ酸の供給だけではなく、窒素分の補給にも役立ちます。

    効果

    作物を天候に左右されずに育て上げるには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    Tecamin Maxに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    農薬と混用で効率良く葉面散布をしたい
    曇りの日が続き作物の生育が悪い
    暑熱期に苗質を維持したい

    曇の日が続くと、日照不足により作物はアミノ酸の生成が十分に行えません。Tecamin Maxを利用することで、アミノ酸を直接供給できて作物の成長を助けます。また、アミノ酸の供給や農薬と混用することで、薬害の発生や影響を抑えられます。

    使用方法

    根菜類の場合は、Tecamin Maxを4葉期前後から肥大期にかけて、10aあたり150〜300mlを500~1,000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は、月に2〜4回です。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

     

    >>Tecamin Maxを試してみる

    アジフォル®アミノガード®

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    アジフォル®アミノガード®は、遊離アミノ酸が15%も含まれたバイオスティミュラント資材です。また実肥と言われるリン酸も豊富に含まれており、果実が付き始めた時期の散布に適しています。

    効果

    作物を元気にするには、アジフォル®アミノガード®がおすすめです。アジフォル®アミノガード®は、以下の成分を含んだバイオスティミュラントです。

    • 高濃度アミノ酸
    • 植物性由来成分
    • 発酵微生物由来成分

    作物が根からの栄養吸収が十分でないと感じたときや、アミノ酸やミネラルを補給したいときに最適です。農薬と混用でき、効率的な葉面散布を可能としています。暑さに弱い作物に対してアジフォル®アミノガード®を施用することで、暑熱期の苗質の維持にも貢献します。

    使用方法

    アジフォル® アミノガード®の使用量は10a当たり希釈液100ℓが目安です。水で1,000倍程度に希釈(葉物野菜に対して使用する場合には2000倍以上)して施用します。

    アジフォル® アミノガード®の施用回数は7〜10日に1回です。作物の生育具合に応じて回数は増減してください。使用に際しては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈液はその日のうちに使い切る
    • よく混ぜてから使用する
    • 使用後は噴霧器などに希釈液が残らないように洗い流す
    • 目詰まりしやすい噴霧器などを使用する場合にはフィルターを装着する
    • 使用しないときは冷暗所に保管する
    • 「石灰硫黄合剤」などのアルカリ性資材やその他の農薬とは混合しない


    >>アジフォル®アミノガード®の詳細はこちら

    結論

     

    うどんこ病は、ウリ科をはじめとした様々な野菜で発症します。うどんこ病は発生しやすいため、科学的理解実践的知識を持って自身で適切な対応ができるようになることが大切です。

    うどんこ病を防ぐには、風通しや適切な灌水管理などの環境整備が大切ですが、何よりも健康で病気への抵抗力の高い作物を育てることが重要です。

    健康な作物づくりには、様々な環境負荷の軽減できるバイオスティミュラント資材をぜひ試してみてください。バイオスティミュラントは、日照不足や高温などの異常気象に強い作物づくりに効果的です。

    ただし、バイオスティミュラントは病原菌を直接的に除去できる農薬とは異なります。うどんこ病の予防・対策には、健康な作物を育てるバイオスティミュラントと農薬を併用すると良いでしょう。

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