【プロ農家向け】ジャガイモ(馬鈴薯)の栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

施用方法 更新日:

「ジャガイモの生産量を増やす育て方が知りたい」

「ジャガイモ栽培において生育が進まず課題を感じている」

「ジャガイモ栽培に役立つ農業資材の選び方がわからない」

このような疑問や悩みを抱えていないでしょうか。ジャガイモは他の野菜と比べて栽培の手間が比較的かからないと言われる作物ですが、収穫量を増やすためには植え付けや生育途中の培土など、小まめに手を加えなければならないポイントがいくつかあります。

そこで本記事では、以下の内容を中心に解説します。

  • ジャガイモの作り方や栽培スケジュール
  • ジャガイモの育て方における注意点
  • ジャガイモ栽培の手助けとなる農業資材

ジャガイモの育て方はもちろん、生育を促進させるバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

【本記事で紹介されているバイオスティミュラント】

Tecamin Max(テカミン マックス) Tecamin Brix(テカミン ブリックス)

 ジャガイモ(馬鈴薯)栽培の時期・栽培歴

出典:農林水産省 秋田県 野菜栽培技術指針 根菜類 https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/attach/pdf/aki3-7.pdf

ジャガイモは冷涼な気候を好みますが、霜に弱いため4月の上旬から植え付けを行い、7月下旬から8月にかけて収穫します。

温暖な気候であれば秋植えも可能ですが、以下の理由から春植えよりも生育が難しくなります。

  • 種イモの販売期間や植え付け期間が短くなる
  • 暑さで種イモが腐りやすくなる
  • 寒くなると実が大きく成長しにくい

ジャガイモは土壌適応性が広いものの耕土が深いため、肥沃で排水の良い環境が栽培に適しています。砂土を使用すると生育が早くなり、粘質土であるほど成長が遅くなるのも特徴です。

 ジャガイモ(馬鈴薯)の栽培方法

ジャガイモの栽培方法に関して、大きく以下の5フェーズに分けて紹介します。

  • 播種準備
  • 圃場準備
  • 植え付け
  • 栽培管理
  • 収穫

良質なジャガイモを育てるために、参考にしていただければ幸いです。

 ①播種準備

まずは、10a当たり200kg前後の種イモを用意します。種イモは、園芸店などで取り扱っている正規品を購入しましょう。スーパーで販売されている食用や、収穫したジャガイモを使用すると、病気が伝染しやすくなるためです。また、ジャガイモの病気は種子伝染性のものが多いため、毎年無病種子へ更新しましょう。

用意した1個80~120gの種イモを、縦に割って大きい芽が2~3個残るよう40~60gの大きさに切ります。切断する際は種イモの頂部をカットし、1辺当たり有効芽を3~4本確保しましょう。

切断は植え付けの4~5日前に行い、切り口を陰干しにより乾かしたうえで、農薬使用基準に達している薬剤で粉衣か浸漬処理を行います。

 ②圃場準備

ジャガイモを同じ畑で連作する場合、3年目以降は圃場を変えましょう。なぜなら、連作2年目までは増収が期待できるものの、3年目以降は地力の消耗により収穫量が減少しやすくなるからです。

また、黒あざ病やそうか病が発生した場合も、圃場を変える必要があります。酸性土壌では黒あざ病、アルカリ性土壌ではそうか病の発生懸念があるため、ph6.0前後を目標に土壌改良を行います。

基肥は全面施肥を行い、20cm以上深耕しましょう。10a当たりの施肥量目安は、以下のとおりです。

(kg/10a当たり) チッソ リンサン カリ
基肥 10.8 14.4 10.8
追肥 3.2 0.8 3.2

つるぼけにならないよう、圃場の肥沃度により施肥量を加減しながら、ジャガイモの生育に適した土壌環境へ整えていきましょう。

 ③植え付け

ジャガイモの植え付け前に、圃場で畝づくりを行います。株数は10あたり4,000株が目安であり、畝幅は80~100cm、株間は25~30cmにします。ジャガイモの生育過程で緑化や腐敗防止のために畝幅は広くし、培土を十分に行えるようにしておきましょう。

ジャガイモを植え付ける際は、種イモの切り口を下向きに置きます。切り口を下にする理由は、以下のとおりです。

  • 芽が上向きに伸びるようにする
  • 種イモが腐りにくいようにする

また、植え付ける場所が深すぎると、芽が出にくくなります。植え付けたジャガイモに対して、覆土は6~7cmを目安に行いましょう。雨上がりで土が湿っていると、種イモが腐ってしまうケースもあるため、植え付けは土が乾いてから行うのがポイントです。

 ④栽培管理

植え付け後に出芽が始まったら、芽かきを行います。芽が10cmほど伸びた頃、1つの種イモから多くの芽が出ている場合は、丈夫な芽を2本程度残したうえで残りは引き抜きます。種イモごと抜いてしまわないように、株元を押さえて行いましょう。

芽かき後は、ジャガイモの緑化を防ぎつつ、生育を促すために培土と追肥を2回行います。培土が不足すると、生育途中のジャガイモが土から露出して緑化します。培土が遅れると、雑草により土寄せが不十分になりやすいため、作業のタイミングには注意が必要です。

1回目は草丈が15cm前後の時、株の肩口に追肥を行って十分に土を寄せます。2回目は、着蕾直後に1回目と同様の手順で追肥と培土を行います。

それぞれ、1回目は収穫数の増加と雑草の抑制、2回目は緑化防止と肥大促進が目的です。また、植え付け7日目頃を目安に、除草も欠かさず行いましょう。

 ⑤収穫

茎葉が黄色く変色してきたら、ジャガイモの収穫を行います。ジャガイモは雨天や雨上がりに収穫すると腐りやすいため、晴天が続き土壌が乾燥しているタイミングで掘り上げます。また、掘り上げたジャガイモは日光を浴びて温まることで腐りやすくなるため、日差しが強い時間に収穫するのはなるべく避けましょう。

収穫する際は、地面にあるジャガイモを傷つけないよう、株元から少し離れた位置でスコップをさします。皮が剥がれると傷みやすくなるため、丁寧に掘り起こしましょう。土の中にジャガイモが残りやすいため、株元を掘り上げた後は漏れがないように、手で探って全て掘り上げます。

収穫後は青いもにならないよう、直射日光に長く当てないようにし、風通しの良い場所で乾かします。

 プロ農家向けジャガイモ(馬鈴薯)栽培のおすすめ肥料・農業資材

ジャガイモ栽培は、播種の準備から収穫の間にさまざまな問題が発生します。特に、天候によるジャガイモへの影響は人の手でコントロールできません。

そこで、ジャガイモの成長を促進させるための手助けとなるのが、味の素グループの農業資材です。ここでは、味の素グループで取り扱っているバイオスティミュラントを例に、肥料・農業資材の効果を紹介します。

 Tecamin Max「天候に左右されずに作物の生育をよくする」

 効果

作物を天候に左右されずに育て上げるには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

Tecamin Maxに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

  • 農薬と混用で効率良く葉面散布をしたい
  • 曇りの日が続き作物の生育が悪い
  • 暑熱期に苗質を維持したい

 施用事例

Tecamin Maxを用いた施用事例として、ジャガイモの収穫量増加があります。Tecamin Maxを3回葉面散布した際の結果が以下の写真のとおりです。

未施用区とTecamin Max施用区で収穫量を比較した際に、ジャガイモの個数は5%、重量は22%増加しました。

 使用方法

根菜類の場合は、Tecamin Maxを4葉期前後から肥大期にかけて、10aあたり150〜300mlを500~1,000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は月に2〜4回です。

使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

  • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
  • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
  • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
  • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

>>Tecamin Maxを試してみる

 Tecamin Brix「着色のよい大きめの作物に育て上げる」

 効果

サイズの大きな作物を生育するためには、Tecamin Brixがおすすめです。Tecamin Brixは、窒素・カリ・ホウ素に加えて海藻エキスを含有した葉面散布剤です。

Tecamin Brixに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

  • 作物のサイズアップが図れる
  • 色づきがよくなる
  • 規格内個数や重量が増加する

 施用事例

Tecamin Brixを用いた施用事例として、ジャガイモのサイズアップ事例があります。10aあたり200mlを500倍に希釈した溶剤を、3回葉面散布した際の結果が以下の写真のとおりです。


未施用区とTecamin Brix施用区で比較した際に、ジャガイモの規格内個数は11%、重量は5%増加しました。

 使用方法

根菜類の場合は、Tecamin Brixを根部肥大期にかけて、10aあたり200〜300mlを500~1,000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は月に2〜4回です。

使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

  • アルカリ性の資材のため、酸性の資材と混用する際は少量から試してみる
  • 使用前によく振り、高温時の使用は避ける
  • 成分が結晶化したときは、加温して使用する

>>Tecamin Brixを試してみる

 植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

味の素ヘルシーサプライ(株)では、本記事で紹介した農業資材に限らず長年の研究で培った独自技術を利用した、バイオスティミュラントを取り扱っています。植物の生育に関しては、天候不順など人の手でコントロールが難しい問題も発生することでしょう。

味の素ヘルシーサプライ(株)が取り扱っているバイオスティミュラントは、発根促進から収穫前まで、作物の生育を促す農業資材が揃っています。ジャガイモだけでなく、さまざまな作物に施用できるため、農家様の課題やニーズに合ったソリューションのご提案が可能です。

>>製品・サービス一覧

 ジャガイモ(馬鈴薯)栽培のまとめ

本記事では、ジャガイモの作り方や、栽培に役立つ味の素グループのバイオスティミュラント活用方法について解説しました。ジャガイモは植え付けから収穫までおよそ4ヶ月ほどかかるため、比較的短い期間で生育のコントロールを行う必要があります。

また、近年では天候不順などにより、ジャガイモはもちろん作物の生育において求められる対策が増えています。ジャガイモ栽培において、ぜひ味の素グループのバイオスティミュラントを活用いただき、作物の生産性向上を手助けできれば幸いです。

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