【プロ農家向け】ニラの栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

施用方法 更新日:

「ニラの収量を上げるためのポイントを知りたい」

「3年目になるとニラの草勢が弱まって十分な収穫ができない」

「ニラの発根を良くする資材はあるのかな?」

このようなお悩みを抱えていませんか?ニラは高温や低温への適応力が高く、育てやすい作物です。ただし、適切なタイミングでの追肥や病害虫予防を行わないと2年目、3年目に十分な収穫量を確保できないことがあります。 

そこで本記事では「ニラの栽培のポイント」「おすすめの農業資材」について解説します。ニラの各栽培期間におけるお悩みを解決するため、味の素グループが販売しているバイオスティミュラントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 

 【本記事で紹介のバイオスティミュラント】

早根早起アミハートテカミンマックス 

目次

    ニラの栽培の時期・栽培暦

     

    ニラは、一度定植すると2~3年収穫できる多年生の作物です。また、株の分けつが盛んで1年間に4回収穫ができる特徴があります。春収穫用と秋収穫用に圃場を分けると、5~10月まで長期間に渡って収穫が可能です。

    栽培が比較的容易で、作物の重量が軽いため女性や高齢者でも取り組みやすい作物と言えます。

    ニラの栽培方法

    ニラの栽培方法を、大きく以下の6フェーズに分けて紹介します。

    • 育苗
    • 圃場準備
    • 定植
    • 定植後の栽培管理
    • 2年目の栽培管理
    • 収穫・調整

    良質なニラを栽培するために、参考にしていただければ幸いです。

    [①育苗]

    ニラの育苗は露地の畑で行います。ニラを10a栽培する場合は種子は1L、苗床は1.0~1.2a必要です。苗床になる畑は、播種1ヶ月前に堆肥と苦土石灰を散布した上で耕起します。また2週間前に元肥を施用し、再び耕起しておきます。苗床の施肥量は、以下の表を参考にしてみてください。

    播種は地温が18度以上になってからが最適です。ニラの播種は、条間10cmの条播きで行います。条播き後5mm程度の覆土をし、板などで軽く鎮圧することがポイントです。また保温と乾燥防止のため、十分な灌水をした上で敷きワラを行うと良いでしょう。

     

    発芽は播種後10~14日が目安になります。発芽適温は20度前後で、10度以下の低温では発芽しません。一方で25度を超える高温になると、発芽不良になるため注意が必要です。

    発芽後は、速やかに敷きワラを除去しましょう。敷きワラの除去が遅れると、苗が伸びすぎる原因になります。草丈が3cm・本葉1枚になったら、苗の間隔が1cm程度空くように間引きを行います。

    発芽後の管理は、間引きだけでなく適切な灌水と追肥が必要です。灌水は表土が白くなったら行い、追肥は10aあたり2kgを2回行います。

    [②圃場準備]

    ニラは乾燥に強い一方で過湿には弱い作物であるため、排水や通気性の良い圃場を準備しましょう。本畑は土壌改良と施肥を行い、定植に備えます。

    土壌改良は定植30日前までに、石灰でpHが6.0~6.5になるように調整します。また根を深く張らせるために、堆肥は多めに投入しましょう。ニラの品質向上には、収穫終了まで草勢を維持することが必要なため、根張りを良くすることが大切です。

    施肥は定植2週間前までに、元肥を施肥します。耕耘は石灰と堆肥の投入後に行い、施肥後にもう1度行います。施肥量は、以下の表を参考にしてみてください。

    畝は幅60cm程度で準備しましょう。排水の悪い畑の場合は「畝幅を広げる」「高さ10cm程度の高畝にする」などの工夫が必要です。

    [③定植]

    定植時期は7月上〜中旬が目安です。高温時の定植は活着や初期生育不良の原因になるため、梅雨明け前に活着するタイミングで定植しましょう。

    苗は本葉6枚くらい、草丈15〜20cm程度が定植適期です。苗取りの際には根を切らないように注意が必要です。掘り起こした後は土を落とし、乾燥しないように濡らしたむしろや新聞紙などをかけて定植日まで保管しておきます。

    定植は1株あたり大苗は5〜6本、小苗は7〜8本を目安に行います。苗の間隔は株間30~35cm、条間35cmが目安です。1株ごとの苗の間隔は1cm程度空けた方が、分けつの発生率が高くなります。以下の図のように、等間隔で植え付けると良いでしょう。

    定植のポイントは深さ15cmの溝を掘り、根が地面から出ない程度に浅植えをすることです。浅く植えすぎると、2年目以降に乾燥や寒さによるダメージを受けやすくなるので注意が必要です。 

    [④定植後の栽培管理]

     定植直後は、土壌が乾燥しないように適宜灌水を行いましょう。土壌が乾燥すると根の伸びにくく、活着が悪くなります。活着後は以下の図のように、2回程度に分けて定植時に掘った溝に土を戻します。

    土を戻した後は、畑の乾燥状態を見ながら灌水を行いましょう。また、10aあたり3.0kg程度の追肥を2回程度に分けて行います。10月中旬以降の管理は冬越えの準備です。ニラは気温が5度以下になると休眠状態になります。休眠状態になり葉が完全に黄色になったら、茎を刈り取りましょう。

    [⑤2年目の栽培管理] 

    ニラは2年目が収穫期になります。春と秋に収穫期を分ける場合、春獲りする分をマルチのベタ掛けや不織布を使ったトンネル被覆によって生育を早めると良いでしょう。

    草丈が10cm程度になったら、10aあたり3kgの追肥を行います。施肥量は以下の表を参考にしてみてください。

    また、夏の高温期には適宜灌水を行います。乾燥状態が続くと生育が遅れるため、灌水と合わせて液肥を活用すると良いでしょう。また花芽分化が進んだ場合には、品質維持のため摘蕾を行うことも必要です。

    [⑥収穫・調整] 

    収穫は朝の涼しい時間に行います。葉露があると収穫調製の手間がかかる上に、収穫後の腐敗が早くなります。特に高温期の降雨時には、切り口や傷口から腐敗が起こりやすいため注意が必要です。

    また、土を落とすための水洗いはトロケ症発生の原因になるため厳禁です。土や枯れている葉先は、手で取り除きましょう。

    プロ農家向けニラ栽培

    こちらでは、品質の良いニラを多収するためにおすすめのバイオスティミュラント資材を紹介します。 

    早根早起®「根張りのよい丈夫な苗に育て上げる」

     

    早根早起

    効果

    早根早起®は、育苗や苗の活着促進に有効な液体肥料です。早根早起®には以下の成分が含まれており、徒長しない丈夫な苗の育成が可能です。

    • 核酸
    • キレート鉄
    • 窒素
    • りん酸
    • 加里

    発根や根の伸長を促進する核酸や、光合成に必須の成分である鉄が作物の丈夫な地下部の形成に貢献します。また、窒素・りん酸・加里をバランスよく配合しているため、植物体内のC/N比の改善も期待できます。葉色がよく、葉肉の厚い苗に育てたいとお考えの方におすすめの液体肥料です。

    施用事例

    ニラと同じ葉菜類であるネギに早根早起®を用いた事例を紹介します。早根早起®の500倍希釈液で、2時間浸漬処理を行いました。

    上記の写真は、未施用と施用区の比較です。未施用に比べて、早根早起®を西洋した苗の方が根が多くなりました。早根早起®の施用が、苗の根張りに効果的であることがわかります。

    使用方法

    水で200〜500倍に希釈した液体を、作物の生育段階における以下のタイミングで施用します。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈液がジョウロや散水器などの内部に残留しないよう使用後は洗い流す
    • 使用する機器の目が細かい場合、目詰まり防止のためのフィルターを取り付ける
    • アルカリ性資材や農薬との混用は避ける
    • 希釈液はその日のうち使い切る

    >>早根早起®の詳細はこちら

    アミハート®「丈夫な根の生育に」

    アミハート

    効果

    作物の発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®は単分子の核酸を豊富に含んでおり、単分子であるため吸収の良さが特徴です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 葉色を良くし作物の生育を促進させたい

    施用事例

    アミハート®をネギに施用した事例を紹介します。こちらの事例では、定植後500倍に希釈したアミハート®を3回葉面散布しました。以下の写真は、アミハート®の施用と未施用の比較です。

    アミハート®を施用したネギの根が、未施用に比べて、多くて長いことが確認できます。根が深く地中に張り巡らされた結果、白い葉の部分もがっしりと育っています。 

    使用方法

    施用する際は、育苗期・定植前後であれば水で500倍に希釈します。定植~収穫前であれば

    潅注施用は2~5L/10a、葉面散布は500倍で施用します。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    Tecamin Max「天候に左右されずに作物の生育をよくする」

    テカミンマックス

    効果

    作物を天候に左右されずに育て上げるには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    Tecamin Maxに含まれる上記成分の作用によって以下のような効果が期待できます。

    • 農薬と混用で効率良く葉面散布をしたい
    • 曇りの日が続き作物の生育が悪い
    • 暑熱期に苗質を維持したい

    施用事例

    Tecamin Maxをネギに施用した事例を紹介します。こちらの事例では、肥大期にアミハートとTecamin Maxを500倍に希釈して3回施用しました。以下の図は、施用と未施用のネギのサイズと重量を比較した数値です。

    以下の写真は、Tecamin Maxの未施用と施用区の比較です。

    Tecamin Maxを施用したネギは、未施用に比べて重量が115%になりました。サイズ区分でも、大きいネギが若干多くなっていることがわかります。

    使用方法

    根菜類の場合は、Tecamin Maxを4葉期前後から肥大期にかけて、10aあたり150〜300mlを500〜1,000倍に希釈した溶剤を葉面散布します。施用回数の目安は、月に2〜4回です。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxを試してみる

    植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    味の素ヘルシーサプライ(株)では、本記事で紹介した農業資材に限らず長年の研究で培った独自技術を利用した、バイオスティミュラントを取り扱っています。植物の生育に関しては、天候不順など人の手でコントロールが難しい問題も発生することでしょう。

    味の素ヘルシーサプライ(株)が取り扱っているバイオスティミュラントは、発根促進から収穫前まで、作物の生育を促す農業資材が揃っています。ニラだけでなく、さまざまな作物に施用できるため、農家様の課題やニーズに合ったソリューションのご提案が可能です。

    >>製品・サービス一覧

    ニラ栽培のまとめ

    本記事では、ニラの栽培方法や、栽培に役立つ味の素グループのバイオスティミュラント活用方法について解説しました。ニラは、土壌や気温への適応性が高く育てやすい作物です。

    ただし夏頃に定植し、収穫は翌年の春〜秋になるため、しっかりとした根を育てて土壌から栄養や水分を吸収させてあげることが大切です。また健康な苗を育てることは、2年目だけでなく3年目の品質にも大きく影響するでしょう。

    味の素グループのバイオスティミュラントには、早根早起®やアミハート®など、根張りを促進する資材があります。またTecamin Maxは、アミノ酸を豊富に供給できるため追肥としての活用が可能です。ニラの品質や収量を増やしたいと考えている方は、ぜひバイオスティミュラント製品の活用を検討してみてください。

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