【プロ農家向け】大根の栽培方法とおすすめ肥料・農業資材

施用方法 更新日:

「肌のきれいな大根を収穫したい」

「中耕や土寄せのタイミングが分からなくて困っている」

「安定的に市場に供給して消費者に喜んでもらいたい」

このようなお悩みを抱えていませんか?大根は直根性であり種子を圃場に直接まくため、播種時の株間や条間が狭いと大きな大根に育て上げるのは難しいです。また、間引きを行うタイミングも大切です。

本記事では「大根の栽培方法や注意点」「おすすめの農業資材」を中心に解説します。生産者の方のお悩みを解決する、バイオスティミュラントについても紹介しているので、ぜひ本記事を参考にして大根栽培にお役立てください。

 

【本記事で紹介されているバイオスティミュラント】

アミハート

 

テカミンマックス テカミンブリックス

目次

    大根栽培の時期・栽培暦

    大根には、それぞれの栽培時期の異なる初夏どり・夏どり・秋冬どりなどの品種があります。

    夏どり大根は、夏に冷涼な高冷地が栽培地として適している品種です。高冷地栽培では6月上旬から7月中旬に播種して、2ヶ月ほどの栽培期間を経て収穫します。夏どり大根は気温が高い平地などなら安定生産が難しい時期に出荷できるため、収益性が高いのが特徴です。

    一方、平地では初夏どりや秋冬どりの大根の栽培が適しています。初夏どり大根は4月上旬頃に播種期を迎えるため、低温による抽台を回避するのがポイントです。一方で秋冬どり大根は、根部の肥大期が適温期となるため作りやすい作型です。

    大根の栽培方法

    大根の栽培スケジュールを大まかに分けると、以下の4段階に分類できます。

    • 圃場準備
    • 播種
    • 播種後の栽培管理
    • 収穫

    大根の生育適温は20℃前後で、平均気温が23℃を超えると生育障害が出やすいです。一方15℃以下の低温に遭遇すると、花芽分化が起き根の肥大が停止してしまうため、栽培地や栽培時期に応じてベタがけ被覆やトンネルが必要です。

    大根の収穫までには、他にも気を付けるべき点が多くあります。ここでは、大根の各ステージにおけるポイントについて詳しく解説します。

    ①圃場準備

    大根栽培では、連作がされていない圃場を選定する必要があります。また、以下のような特徴をもつ土壌であるかも重要です。

    • 耕土が深い
    • 膨軟である
    • 排水がよい

    堆肥は前年に投入して、十分に腐熟させておくことが大切です。未熟堆肥を施用したり春先に投入したりすると、十分に完熟せず害虫の発生や岐根の原因となります。

    圃場の土壌の特性に応じて、以下のような対応が必要です

    • 草地等を畑地化する場合は、秋に石灰窒素を10aあたり40〜60kgと以下の表に示す土壌改良資材を入れて耕起する
    • 土壌が酸性の場合は、苦土石灰等の施用によってpH5.5〜6.8に矯正する
    • りん酸吸収係数の高い火山灰土壌などの場合には、りん酸が不足しないようにする

     

    基本的に、施肥は基肥を中心に緩効性の肥料を用いましょう。上記の表の施肥量は、火山灰土壌などの比較的やせた土地を想定しています。そのため、黒ぼく土壌や堆肥を多量に施肥した圃場においては、上記の肥料成分(特に窒素成分)よりも減じる必要があります。

    ホウ素欠乏症が懸念される圃場では、ホウ素入り肥料の使用も必要です。大根のようなアブラナ科野菜はホウ素欠乏症になりやすく、以下のような症状のある場合は可能性があります。

    • 根部の肥大が悪い
    • 形や肌ツヤが悪い
    • 表皮に亀裂が入る
    • 芯部が褐色になる

    急激な窒素過多もホウ素欠乏症を招くため注意が必要です。畝立ては基肥を全面散布して耕起後に行います。その際の畝の高さは20cmが目安です。また畝立て後や播種時には、キズジノミハムシやネキリムシの防除のための薬剤を施用します。

    ②播種

    大根は1条植えまたは2条植えで播種します。それぞれの植え付け方に応じた播種方法は、以下のとおりです。

     

    また、畝間・株間・条間の違いについて簡単に説明したのが、以下の表です。

    播種する種子は大粒のものを選び、播種後の覆土は1cm程とし覆土後は鎮圧します。乾燥した日が続く場合には同日で畝立てから播種までを行い、土の乾かない夕方に播種作業を完了するようにしましょう。

    大根は低温感応性が高く、15℃以下の低温に一定期間遭遇すると花芽が分化し、その後の高温・長日条件によって抽台が促進されます。抽台を防ぐための対策は、高冷地と平地では以下のように異なります。

    播種直後は大根に適用できる除草剤を散布しますが、砂丘地で栽培する場合には薬害が出やすいタイプがあるため使用は避けましょう。 

    ③播種後の栽培管理

    播種後の栽培管理として重要な作業は、以下のとおりです。

    • 間引き
    • 追肥
    • 除草
    • 土寄せ
    • 中耕

    間引きは1穴に2〜3粒を播種した場合には本葉3枚時に1本立ちとし、1穴に4〜5粒を播種した場合は発芽揃い時に以下の状態の株を間引いていきます。

    • 子葉が奇形である
    • 混み合っている場所にある
    • 劣勢である

    その後は本葉が2〜3枚時に2〜3本立てとし、展開葉が6〜7枚時に1本立てとします。また風による首振り防止のため、間引きの際には株元に丁寧に土を入れることも大切です。

    追肥量の目安は「①圃場の準備の項」で示した表のとおりですが、高冷地では原則として追肥は行いません。ただし播種後30日を過ぎて生育が遅れていると判断した場合には、追肥専用肥料を施肥しましょう。その場合の追肥量は、10aあたり窒素・加里成分で1.5〜3.0kgです。

    追肥はあくまでも、大根の生育状況をみて施すことが大切です。施肥量が多いと地上部が過繁茂となり、根部の肥大が不十分な大根となります。また、追肥によって軟腐病になりやすいため注意が必要です。

    追肥後の本葉5〜6枚頃に軽く土寄せを行います。作物の株元に土を寄せ集める作業が土寄せです。追肥後の本葉5〜6枚頃に軽く行いますが、土寄せによって以下のような効果が得られます。

    • 株のふらつきを抑える
    • 雑草が生えるのを防ぐ
    • 肥料の流亡を防ぐ
    • 大根の根が露出して着色するのを防ぐ

    土寄せの時期が遅れると細根を傷めたり、軟腐病菌の侵入を助長したりするので注意が必要です。

    土寄せと追肥を行った当日または翌日に中耕を行います。畝間や株間の土表面を浅く耕すのが中耕です。中耕によって、以下のような効果が得られます。

    • 除草
    • 土壌表面の固結防止
    • 土の通気性の改善
    • 干ばつ対策

    中耕は土寄せ・追肥後に1回目、その10日ほど後に2回目を行います。手取りと機械除草を組み合わせて行いますが、大根の根を切ったり、茎や葉を傷つけたりしないよう注意しましょう。

    ④収穫

    大根の収穫時期は、用途や品種ごとに異なります。春まき青首ダイコンや宮重総太り系の収穫の目安時期は、播種後55〜60日で根の重量が1.0〜1.2kg程度になった頃です。

    収穫が遅すぎると肌荒れが目立ち、スが入りやすくなります。逆に収穫が早すぎても、首部の青味が不十分な大根となります。

    収穫時と収穫後には、以下のポイントに気をつけましょう。

    • 収穫は気温のあまり上がらない涼しい時間帯に行う
    • 収穫後はすぐ丁寧に洗い、涼しい場所で風乾させる
    • 箱詰めは出荷直前に行う
    • 箱詰めする際には軟腐病に罹病しているおそれのある大根の扱いに注意する

    収穫後に圃場に残っている大根は、全て抜き取り圃場外に出します。そして石灰窒素や堆肥、その他の土壌改良資材を投入して秋に耕起を行います。

    プロ農家向け大根栽培のおすすめ肥料・農業資材

    大根は圃場に種子を播種してから収穫期を迎えるまでの間に、気温などの外部環境の影響を受け思うように生育しないことがあります。ここでは生産現場のお悩みを解決し、高品質な大根を収穫するための肥料・農業資材を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

    Tecamin Max「天候に左右されずに作物の生育をよくする」

    テカミンマックス

    [効果]

    作物を天候に左右されずに育て上げるためには、Tecamin Maxがおすすめです。Tecamin Maxには、各種アミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。なかでも作物のタンパク質合成に大きくかかわるグルタミン酸が、樹勢回復や維持に大きく貢献します。

    年によっては日照不足によって、収量が大きく低下することがあります。光合成能力が低下したときでも、Tecamin Maxに含まれるアミノ酸が作物の細胞壁から速やかに吸収されることで生育の促進が可能です。

    [施用事例]

    大根にTecamin Maxを施用した事例を紹介します。Tecamin Max の500倍希釈液を防除時に3回施用したときの、慣行区と試験区の収穫時の比較を行ったのが以下の写真です。

    Tecamin Max の施用によって、大根が全体的に太く大きくなっているのが分かります。慣行区に比べて、試験区では重量が17%向上する結果となりました。

    [使用方法]

    大根などの根菜類は、~肥大期にかけて希釈液を葉面散布します。使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 生育具合に合わせて施用量や回数、希釈倍率を調整する
    • ミネラルの多い資材と併用する際は沈澱が生じないか確認する
    • 高温時には使用せず、使用前にはよく振る
    • 希釈液はその日のうちに使い切ってしまう

    >>Tecamin Maxの詳細はこちら

    アミハート®「丈夫な根の生育に」

    アミハート

    [効果]

    作物の発根を促進させるのであればアミハート®がおすすめです。アミハート®は単分子の核酸を豊富に含んでおり、単分子であるため吸収の良さが特徴です。

    アミハート®に含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 根はりを良くしたい
    • 成り疲れを予防したい
    • 葉色を良くし作物の生育を促進させたい

    [施用事例]

    アミハート®はさまざまな作物で施用が可能です。例として、メロンでの施用事例をご紹介します。

    着花前から果実肥大期にかけて、アミハート® を10L/10aの希釈液を3回潅注施用しました。慣行区と「アミハート®」区の畑と収量を比較したのが以下の写真です。

    アミハート®️を施用することで、メロン畑の樹勢がよくなり実際に収穫されたメロンについても一個当たりの重さが1.54kgから1.66kgへ増加し、糖度も16.2から16.7に増加がみられました。

    [使用方法]

    施用する際は、育苗期・定植前後であれば水で500倍に希釈します。定植~収穫前であれば

    潅注施用は2~5L/10a、葉面散布は500倍で施用します。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • 希釈時によく攪拌し、溶解してから使用する
    • 孔径0.2mm以下の灌水チューブを使用する際は、フィルターを通す
    • 希釈した液は保存せずに、その日のうちに使い切る

    >>アミハート®の詳細はこちら

    Tecamin Brix「着色のよい大きめの作物に育て上げる」

    [効果]

    サイズの大きな作物の育成のためには、Tecamin Brixがおすすめです。Tecamin Brixは、窒素・加里・ホウ素に加えて海藻エキスを含有した葉面散布剤です。

    Tecamin Brixに含まれる上記成分の作用によって、以下のような効果が期待できます。

    • 作物のサイズアップが図れる
    • 果実の色づきがよくなる
    • 規格内個数や重量が増加する

    [施用事例]

    Tecamin Brixを用いた施用事例として、りんごの着色の改善があります。10aあたり300mlを1666倍に希釈した溶剤を、成熟期に3回に分けて葉面散布しました。

     

    その結果、写真右側のように鮮やかな色のリンゴが収穫できました。

    [使用方法]

    根菜類の場合は肥大期~収穫前にかけて、10a当たり200〜300mlを500〜1000倍に希釈した溶剤を葉面に散布します。使用回数は3回以上が目安です。

    使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。

    • アルカリ性の資材のため、酸性の資材と混用する際は少量から試してみる
    • 使用前によく振り、高温時の使用は避ける
    • 成分が結晶化したときは、加温するか、希釈時によく混用のうえ、溶解してから使用する

    >>Tecamin Brixの詳細はこちら

    植物の肥料・農業資材でお悩みの農家様へ

    「肥料をどのタイミングでどれだけ与えたら良いか分からない」「スの入っていないきれいな大根を収穫したい」といったお悩みを抱えている生産者の方がいらっしゃるのではないでしょうか。

    味の素ヘルシーサプライ(株)は、生産者様のお悩みに対するソリューションとしてバイオスティミュラントを提供しています。弊社の長年に渡るアミノ酸や核酸の研究を活かしたバイオスティミュラントは、施用事例でも紹介したように多くの生産者様で効果をあげています。

    味の素ヘルシーサプライ(株)のバイオスティミュラントは、大根以外の作物にも施用でき汎用性が高いのが特徴です。高品質な大根を安定的に出荷するためにも、味の素ヘルシーサプライ(株)のバイオスティミュラントをぜひお試しください。

    >>製品・サービス一覧

    大根 栽培のまとめ

    大根の栽培スケジュールや流れ、おすすめの肥料・農業資材について解説しました。 大根の旬は冬ですが1年を通して需要のある作物であるため、市場のニーズに合わせて収穫し出荷できれば、収益性を高められます。

    味の素ヘルシーサプライ(株)のバイオスティミュラントを栽培に取り入れることで、作型に関わらず、大根を安定的に生産できるようになるでしょう。ぜひ、本記事の内容を大根栽培にお役立てください。

    0件のコメント

    コメントを書く

    コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

    関連コラム

    関連商品

    お問い合わせ

    AgriTecno-Japanロゴ

    味の素グループアミノ酸肥料オンライン販売

    お問い合わせフォームへ
    LINEお友達追加バナー LINEお友達追加バナー